世の中、どこを見ても、ポジティブ思考でいればうまい行く、
という理論であふれていますね。


願望実現の成功法則という言葉があります。

いいことを思えば、いいことが起きる、悪いことを思えば悪いことが起きるということなので
そりゃあ、いつもいい事ばかり思っていたいですよね。


大学受験、第一志望に受かったところを想像する。

一流ピアニストになって国際コンクールで優勝する。

今かかっている病気が治って、元気になる。



どんな考え方をするかで、脳から出るホルモンが違うんですね。
ポジティブであればポジティブなホルモン、ネガティブであればネガティブなホルモン。

ポジティブなホルモンが出れば、それが活力となって、結果的には成功するというわけです。
なので、よくオリンピック金メダリストにあるように、
「小さいころからオリンピックで金メダルを取ることが夢でした」
という強い願望を持っている人は、金メダルを取れたのですね。


しか~し!

ですよ。

実際に、強~い願望をもって、みなさん成功してきました?


「イケメンで超金持ちの彼を作って結婚する」

「ダイエットで絶対に10キロやせる」

「絶対に東大に入る!」



ことごとく、やられませんでした?


私はやられましたよ。いろいろと。(笑)



ポジティブさが足りなかったのかな?


ただ、自分の心ってそうそう簡単に操作できるものでしょうか?




たとえば、人を好きになったとします。
その恋愛はかなわないものだから、あきらめざるを得ないとしても、好きという気持ちを止めることはできませんね?

自分の心は自分では変えることは難しいのです。


だから、ポジティブになれ、と言われても、ネガティブな人はポジティブにはなれません。
「こんな風に考えればいいんだ!」

というような本はたくさん出ていますが、読んだ後、1週間位、なんとなくポジティブになってもまたネガティブに戻ってしまう。



私はもともとネガティブ思考なので、ポジティブになれと言われても難しいのです。


じゃあ、どうしたらいい?



長い間かかって出した結論は、

「ネガティブだっていいじゃない」



もしかしたら、こんなことが起こるかもしれない、
失敗するかもしれない、
病気になるかもしれない、
この仕事うまくいかないかもしれない
売れないかもしれない・・・・


数えるときりがありません。


↑ちょっと、不安神経症なのでしょうか?(笑)

//// ここからが大切 //////

これらを不安ではなくて、織り込み済みの想定内、ということにしてしまえばいいのです。

不安要素は想定内。

なので、


そのための対策をあらかじめしてしまうのです。

失敗したら、したで、別の方法を考えておく、
病気にならないように普段から、健康には細心の注意をして健康診断は怠らない、
この仕事が失敗しても、次の仕事を始められる準備はしておく、
これが売れなければ、次の商品を考える


不安通りの良くないことが起これば

「ああ、やっぱりね。大丈夫想定内だから」と考えて、用意しておいた次の作戦を始動すればいいのです。



病気にかかってしまった場合だけは、次の作成はありませんが、
これは、ポジティブな人でも病気はかかりますからね。

今できることはかからないように健康に気を付けることです。



織り込み済みの想定内、と 考えれば気が楽になりませんか?

ただし、しつこいようですが、織り込み済みで終わらせないで、あらかじめ、別の作戦は考えておきましょう。そうすれば、失敗もが成功に変わる時がきっと来ます。

 

ネガティブだっていいんです。