LGBTs専用ボイストレーニングプロジェクト
ボイストレーナーのSUUです!
虹色VoiceLaboを立ち上げて2年半ほど。
ボイトレコラムも全然書いていないので
最近のレッスンの進め方について
ここらでまとめておこうかと思います。
先ずはMtFトランスボイスから。
#1 カウンセリング&
トランスボイスの説明
体験レッスンでは、まず声帯手術の有無や
これまでのレッスン歴や声の経歴、
現在のお悩みやどんな声を目指したいか…
など、
あれやこれやいろいろとお聞きします。
逆に生徒様からのご質問も承ります。
その後、トランスボイスのロジックについて
簡単にご説明します。
#2 ボイスチェック
その後簡単な音階を歌っていただき、
地声の重さやエッジの入り具合、
中音域でミックスボイスが出ているか、
裏声が出せるか、
そもそも音階を歌う事が
ストレスになっていないか…など、
その方が今どんな状態で発声しているかを
聴かせていただきます。
#3 裏声トレーニング
ボイスチェックで得た情報を元に、
まずは裏声をよく使ったトレーニングで
声帯を充分にストレッチしていきます。
裏声が出なかったり出しづらい場合には、
裏声筋開発のエクササイズを
じっくりやります。
#4 ミックスボイス開発
裏声トレーニングの状態を見て、
「しゃべれるミックス」
を見つけていきます。
これまでの経験からすると、
このプロセスは歌のボイトレ以上に
個人個人で効果的な方法が違うなぁ
という印象です。
ざっくり言うと、
地声を上げるか裏声を下げるか?
体験レッスンでは模索しつつ進めていきます。
#5 声道をちぢめる
ここまでのプロセスでも、
舌の位置を高くしたり
喉頭を上げやすくする言葉を
使っていきますが、
更に状態を見て、母音の形を調整したり
喉頭引き上げ筋をトレーニングしたり
響かせる位置を調整したり…
というアプローチで声道を狭くします。
#6 抑揚・話し方など
エクササイズで見つかった声を
実践的に使えるように応用していきます。
まず50音の練習、簡単な文章
それからご希望や必要に応じて、
ニュースや声劇台本、
フリートークなどに応用しつつ、
女性の特徴的な抑揚の付け方や
話し方を実践していきます。
#7 声の持続力
トランスボイスを出せるようになったら
次に目指す所はその声で喋り続けても
変わらずキープできるように
持続力をつける事です。
多少喉には負担を掛けている声ですが、
声帯を痛めたりせず、なるべく楽な状態を
維持できるように、必要なエクササイズを
行いつつレッスンを進めていきます。
#8 ブラッシュアップ
ある程度の安定感と持続力をもって
トランスボイスで喋れるようになってきたら
弱点を克服したり、
更に理想の声に近づけたり、
それぞれの課題に向けて進めていきます。
目標を達成しても、クオリティ維持や
メンテナンスの為に定期的にレッスンを
受けられる方も多いです。
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書き始めたら長くなってしまいました…
読んでくださりありがとうございました!
当プロジェクトのレッスンを少しでも
イメージするのに役立てば嬉しいです!
![義理チョコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/448.png)