ついには喜びを恐れることを学ぶような境地にまで | [虹ぷしゅ]nijipushu nijipsych

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「瞳に涙がなければ魂に虹はかからない」ネイティブ・アメリカンの言葉
「ひとり、燈(ともしび)のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とすずぞ、こよなう慰むるわざなる」徒然草

われわれは、
喜びよりも却って苦しみを愛し、
ついには喜びを恐れることを学ぶような境地にまで達することができる。

ここまでくれば、
人生の最大の困難はすでに終わったのである。

われわれが
苦しみをただできるだけ早く取り除こうとしたり、
まったく受け身に、できるだけ無感覚な態度で
これを耐え忍ぼうとしたりするのは、
いずれにせよ、正しい態度ではない。

むしろ、
苦悩を種まきの時期として
利用しなければならない。

そうすれば
祝福の穀物が実りうるのである。

しかも
この種まきの時期は、
一旦過ぎ去るとそうたやすく同じ形で戻ってくるものではない。