「世の中ってオレより頭のいい人のほうが多いんだ」

 高田純次

 

 至極名言である。さすが日本一の”適当男”の異名を持つ高田純次だけのことはある。この迷言は高田純次がむかし発売していた「適当手帳」に載っていた迷言だ(笑)。なにせ「適当手帳」の帯にはこうある。

 

 「使わなくてもいいよ。買ってさせくれれば」

 

 

 この「適当手帳」、絶対に電車の中で読んではいけない。毎日のスケジュール欄の下に高田純次の「迷言」が載っているのだが、これを電車の中で読むと、「笑ってはいけない!」と思えば思うほど笑ってしまうからだ。一度、電車の中で読んでしまい、一人でクスクス笑っていたら、周囲から「変態か?」という冷たい眼差しを向けられてしまった(笑)。

 

 それにこの手帳、全くビジネスには役に立たない。巻末には東京都の地図が載っているのだが、これが高田純次の手書き(笑)。さらに昔の女が住んでした場所とかが載っている。いやそれしか載っていない。今は売っていないが、ぜひ一家に一冊の手帳なのである。

 

 高田純次の迷言はすごく当たり前のことを言っているようだが、これぐらいハッキリと口にできる男も少ないと思う。まぁ本気で言っているわけではないだろうが(笑)。中途半端に他人と頭の良さを競ってみてもムダだ。逆に自分より頭のいい奴が出てくると妙な劣等感を抱いてしまったりする。だが、ここまで開き直れば、恐いものはなくなる。

 

 だが、高田純次の言葉である。本気で言っているわけではないのでご注意を。まぁそこが魅力なのだが。