ゴキゲンだぜ、素晴らしい夜だ。

ここには平和がいっぱいだ。

でも世界中を見渡すと戦争も紛争も、テロや飢えてる子供たちもいっぱいだ。

どうしてみんな仲良くできないんだろう?

みんなに聞きたいことがあるんだ。

愛し合ってるかい?

 

忌野清志郎

 

 

 「愛し合ってるかい?」といえば、58歳という若さで逝去してしまった清志郎さんの名言、というかライブで必ず叫んでいた有名なフレーズだ。

 

 最近の世の中には「愛」が足りない。英語で性行為は「メイク・ラヴ」だが、最近のSEXは単純にSEXを楽しむだけの「愛のないSEX」が世の中の8割を占めている。「本当か?」と言われそうだが、そんなデータはない(笑)。だから僕の勘でしかないが、世の中はいつも「8対2の法則」で回っているから、たぶんそんなものだろう。ワクチンを打ってしまった国民も8割だし。

 なにせコロナ禍で仕事とお金がなくなった人たちが、「パパ活」「ママ活」など「素人売春」を大挙して始めたため、「愛のないSEX」が日本人全体のSEX量に占める割合の中で急拡大してしまったのである。梅毒患者の急増というニュースも「素人売春」と「愛のないSEX」のせいだが、素人さんはお金をもらっても性病検査はしないから始末が悪いのである。せめて他人様に迷惑をかけるSEXはやめておこう。

 って何の話だ?

 

 《知事の不倫疑惑》「口止め料を月20万」「週1回八王子のホテルで襲われた」一組の夫婦に離婚裁判をもたらした、長崎幸太郎山梨県知事(54)の“不倫の後始末”

 

 昨日もこんな体たらくなニュースが流れたが、なにせ自治体の首長でもこんなもので、それは自民党にパパ活議員が多かったり、大川隆法が子沢山だったりするのも同じで、「愛のないSEX」が好きなのだ。だが、とても不思議なのはなんで人類はそんなに「愛のないSEX」が好きなのだろうか?という謎である。

 

 キリスト教的な解釈でのSEXの考え方については佐藤優氏と中村うさぎ氏の対談本『聖書を語る』や『死を語る』が大変参考になる。人類は太古の昔から「愛のないSEX」の乱交をくり返し続け、何度も神による裁きでぶっ殺されてもやめられない。男性と女性の視点の違いはあるものの、「愛のないSEX」はダメだと神に言われてもやめられない生き物なのである。

 キリスト教徒の二人が「聖書」をベースに宗教・哲学・社会問題を縦横無尽に語りつくす異色の対談集なのだが、共にキリスト教徒でプロテスタント、同志社大学出身で、聖書をベースに宗教・哲学・社会問題と縦横無尽に語りつくす異色の対談集で、もう爆笑の連続なのである。ぜひ読みましょう。
 

 「肉食系」という恐ろしい言葉がある。SEXが大好きな人が自分を表す言葉として好んで使う形容詞だが、人類は古代から「愛のないSEX」と「人肉食」をやめようとしない。どうも堕天使の遺伝子が入っているとしか思えない。なんで同じモンゴロイドで国は隣なのに中国と韓国はなんで「人肉食」をやめようとしないか?という謎は、遺伝子に異常があるとしか思えないからだ。

 「愛し過ぎて相手を食べてしまいたくなる」という表現と行為の中にもこの問題がからんでくる。

 

 1981年にパリの大学院に留学中だった「佐川一政」(当時32歳)が起こした「パリ人肉事件」というものがあった。大好きだった相手を「彼女がとてもおいしそうだったから」という理由で、付き合っていた女性の遺体を食べたてしまった事件だ。

 

「佐川一政」

 

 今風にいえば、かなり「キモイ」ビジュアルだ。当時高校生だった僕たちには、友人同士で「ガブッ」と咬みながら「佐川クン」というシュールなギャグが流行ったくらい有名な事件だった。この男は人肉食が趣味だったのではないのだが、「愛し過ぎて相手を食べてしまいたくなった」という。なにせ冷蔵庫の中に彼女の遺体を保存していたくらいだ。こうした一部の日本人にも堕天使の遺伝子が入っているのかもしれないと考えてしまうような事件だったが、「愛が強すぎるのもどうなのか」ということを感がさせられる。

 

 自分のことを「肉食系」という人で、本当に人肉を食ってしまう人はいない。だが、どうやら人間の脳のなかに残る「動物脳」が捕食として人肉を食らってしまう行為をさせてしまうということも考えられる。人間の脳なんてほとんど解明されていないのが現実で、人間も所詮は「動物」なのである。

 だが、人類は動物とは違って「理性」があり「愛する」ということを知っている。はずだ(笑)。ここが単なる動物とは違う点のはずなのに、どうやら8割の人間の脳の進化は止まってしまったのかもしれない。

 

 「でも世界中を見渡すと戦争も紛争も、テロや飢えてる子供たちもいっぱいだ。どうしてみんな仲良くできないんだろう?」と純粋な気持ちで言った忌野清志郎は人類の8割には届かない。ウクライナでは相変わらずネオナチたちが子供の生き血を飲みながら、ロスチャイルドの忠犬ゼレンスキーがヤラセの戦争を継続している。忌野清志郎が生きていたら、必ずメッセージを出していたことだろう。そして「愛し合ってるかい?」と叫んでいるに違いない。

 

 

 

 だが、今の世の中の8割の人間には、忌野清志郎が残した最もシンプルで大切なメッセージ「愛し合ってるかい?」という言葉すら届かないのかもしれない。残念。