<お客さんに、「お互い飛沫が飛ぶのを減らすため、あえぎ声は普段より控えめにしようね」と協力を求めましょう>

 

SWASH

 

『週刊文春』に載っていた記事なのだが、「SWASH」とはセックスワーカーの安全と健康を守る団体で、専門医監修のもと、コロナ感染防止策として冒頭のような案内をしているそうだ。

 

笑ってはいけない。

 

それは分かっているのだが、この案内文はどうしても「クスッ」となってしまう。

お許し願いたい。

 

 

コロナ感染拡大防止のため、飲食業と同様にSEX産業や準SEX産業も壊滅的な打撃を受けている。

そりゃ最も濃厚な接触行為だから、客もビビるだろうし、サービスする女性も感染の恐怖の中で仕事を続けるのは恐怖だから、お休みしたり仕事をやめてしまうケースも多い。

 

まぁ自粛要請をしている国会議員のくせに歌舞伎町の「セクキャバ」で2時間もお触りをしまくり、除籍処分となった立憲民主党の高井崇志議員みたいな我慢できずに性風俗サービスをつい利用してしまう輩も多いらしいが、SEXは人間の根源的な3つの欲求のひとつだから、男も女もSEXをしたくなるのは仕方がない。

 

 

さて、SWASHは次ののような案内も出しているそうだ。

 

<もし正常位や騎乗位でする場合、顔を互い違いにしてしがみつくように合わさり、手は頭を押さえて、顔が対面にならないように>

 

この案内はソープ嬢やデリバリー系の女性への注意なのだろうと思うが、キャバ嬢だろうがホストだろうが、「密着」が売りとなる商売の方々にとっては「濃厚接触」ができないというのは、もう商売上がったりだ。

 

 

コロナの感染が拡大する中、SEXをすることは本当に「危険」なのだろうか?

実は世界各国では事情や案内が異なっている。

 

<日本>

◆川崎医科大学泌尿器科 永井敦教授

 

「今のところ、精液や腟分泌液からは検出されておらず、唾液、目や鼻の粘液、糞便から検出されています。ですので、感染者とキスをすれば簡単にうつります。目や鼻、肛門を舐めるのもダメです。性器を舐める行為も唾液が付着することになるから危険です」

 

「換気は1時間おきにすべきです。なお、行為の時間は短ければ短いほど安全です」

 

→手洗い、シャワーで体を洗って、マスクして、短い時間のノーマルセックスを楽しめばいいということ?

 

<中国>

◆武漢市当局調査

 

「羅患した女性35人のうち、42.9%がセックスを伴うパートナーに感染させた」

 

→もう遅かった、という話。

 

<イギリス>

◆アレックス・ジョージ医師(救急外来で担当医)

 

「新しい相手とセックスするのは、今は絶対やめたほうがいいです。相手に新型ウイルスをうつすリスクがあるので。エロティックな文章を書いてお互いに送りあうなど、皆さんとても、工夫しています。想像力をはたらかせれば、対面していなくてもセクシーな時間を過ごせるはずです」

 

→ネットサービスで我慢しなさいということだ。

 

<アメリカ>

◆ニューヨーク市衛生局「セックスガイド」

 

「従来型のコロナウイルスはセックスではそう簡単にうつらない」

 

「一番安全なセックス相手はあなた自身です」

 

→さすがアメリカ(笑)。しばらく我慢して、マスターベーションしておきなさい、ということだ。

 

 

「抑えないといけない」と思えば思うほど、逆に欲望は増大するものだ。

 

人間は意志の弱い生き物だからこそ、いかに「欲望をコントロール」できるか。

それが意志の弱い人間にとっての当面続くコロナ対策なのかもしれない(笑)。