疲れたら「しょっぱい」と「甘い」が欲しくなる。人生も、同じ。毎日ほめてもらうことばかりを求めていると、その人は「心の糖尿病」になってしまいます。

 

中谷彰宏 『心にエンジンがかかる50の小さな習慣』

 

笑える言葉だが、「まさに!」というくらい的をついている表現だ。

 

子供の時からほめられて育つと、裏付けはないけど自信を持った大人に成長する。但し、ほめる必要がないタイミングや逆に叱るタイミングなのにほめて育てると「甘ったれ」な大人になってしまう。

そんな甘ったれが心の糖尿病になってしまうのだ。

 

これは親が問題なのだ。親が「叱る」ということを知らない子供の場合が多い。最近もお母さんなのか子供なのかわからないようなお母さんがいるのを見ることが多く、これでは子供が子供を育てているようなものだ。

 

甘いもしょっぱいも知る大人になる。本来は普通のことなのだが、最近は普通に育たない子供が巷に溢れている。これも時代の流れなのか、と思うと日本の将来が心配だ。

 

2015年12月8日記述