代理母、ときいてどんなイメージを思い浮かべますか?
不妊治療の手段として? 貧しい人々の生活費のため? それとも・・・?

本作はそんな代理出産に一石を投じる内容となっています。

ところで、代理出産って生業(労働)として成立するものでしょうか? 倫理的なことはそれはそれで議論の余地はあると思いますが、経済的なものとしてとらえた場合、労働として認められてしかるべきなのか?
私たちは自分の労働力を企業や公の機関に提供し、対価として賃金を得ることを繰り返して生活を成り立たせています。依頼者の代わりに妊娠し出産することを労働力としてとらえた場合、代理出産は経済活動に成り得るのではないか? そんなことも考えさせられる作品となっています。
ぜひ、ご一読あれ!

なお、NHKにて同じようなテーマを扱ったドラマ「燕は戻ってこない」が放送中ですね。こちらも楽しみに見させていただいております。皆さんもいかがですか?