皆さんは和菓子は好きですか?
今日はお菓子大好きなあなたに読んでほしい物語。
本書は、第1作「和菓子のアン」、第2作「アンと青春」に続く第3作として創作されたもの。この後、最新作の「アンと幸福」へと続いていく。

主人公は、東京百貨店(通称・東京デパート)の食品フロアにある和菓子処「みつ屋」でアルバイトをする梅本杏子。本名は「きょうこ」なのだが、周りのみんなは「アンコちゃん」や「アンちゃん」と呼んでいる。そんなアンちゃんがお菓子にまつわる謎を解決しながら、成長していくお話。アンちゃんの周囲には共に働く「若手和菓子職人・立花さん」「元ヤン大学生主婦・桜井さん」そして、アンちゃんが憧れてやまない「椿店長」、みつ屋の向かいで働く「柏木さん」と魅力あふれる人々が登場する。
・甘い世界・・・ある日「みつ屋」に外国人客が訪れ、「宇宙をモチーフにした棒の刺さったお菓子」が欲しいと言われてしまう。そんなお菓子は思い当たらないアンちゃん。さて、外国人客が本当に所望していたものとは・・・?
・こころの行方・・・東京デパートで行われるバレンタインフェアのために助っ人として派遣された桐生さん。桐生さんは普段は空港店で働いており、作業が早く売り上げをどんどん増やしていく、かなりのやり手。同じ年齢だと知ったアンちゃんは自分の力量を悲観し落ち込む。しかし椿店長は「桐生さんにも梅本さんから教わることがある」と。椿店長が気づいていた真相は・・・?
・あまいうまい・・・アンちゃんは友人であるよりちゃんとサチと金沢へ旅行する。金沢は「あまい=うまい」いう価値観をもつ土地柄のようだ。立花さんから前もって聞いていた金沢での気になるお店「巻き柿の店『柿一』」。「柿一」を訪れたアンちゃん       は、身近な人物とこのお店に関わる秘密に出会う。
・透明不透明・・・アンちゃんがお昼休憩に社員食堂へ行くと、「東京デパートで昨日出た」との情報が。まさか、幽霊???アンちゃんは恐怖におののく・・・。
・かたくなな・・・東京出張のたびにみつ屋を利用してくれているお客さんに「甘いおせんべいは間違っている」と言われてしまったアンちゃん。どうやってこのお客さんを説得していこうか・・・。また、椿店長に不穏な動きが・・・。まさか、退職・・・??
ほかに、「冬を告げる」「豆大福」の短編2作も掲載。

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