封印された縄文の女神∞瀬織津姫∞ | 地球と宇宙とつながって

封印された縄文の女神∞瀬織津姫∞

封印された縄文の女神『瀬織津姫』をご存知ですか?

瀧と桜、水を護る浄化と祓い清めの女神です。


私は図書館の棚から降ってきた『瀬織津姫物語』という本で瀬織津姫の存在を知りました。

本の扉を開いた瞬間、なぜか胸がせつなくなり魂がふるえ涙が出たのを覚えています。

それからというもの瀬織津姫は私の人生に幾度なく現れ、

パズルのピースがはまりゆくように少しずつ謎が解かれゆき、

それと同時に私の中で瀬織津姫のもつエネルギーが目覚める体験をしています。


少しマニアックな神様話しになりますが、

瀬織津姫の封印解除を祝いお話ししてみたいと思います。


神社だけではなく、密教などのお寺や修験者などにも広く唱えられてきた『大祓詞』には、

祓戸四神として瀬織津姫の名がはっきり記されています。

それにも関わらず、日本最古と名高い『古事記』や『日本書記』からは

瀬織津姫の名が抹消され、今でも多くの謎に包まれています。


しかし、漢字紋文である『記記(古事記、日本書記)』よりも古い起源をもつ、

ホツマ文字で書かれた『ヲシテ紋文』という古文書が発見されたそう。

その中の『ホツマツタエ』では、現在女性神とされている『アマテラス』は男性であり、

8代アマカミとして登場し、アマテラスの正妃は瀬織津姫とされています。

(アマカミとは国を治める天皇陛下のようなものです)

ヲシテ紋文には神の出生地や生い立ちが記録され、

神が一人の偉人または聖人として記録されています。


ヲシテ紋文とのに出会いより以前からふに落ちなかった、

なぜ太陽神(アマテラス)が女性なのだろう??という疑問も解かれました。

陽、太陽、火は男性性を司るエネルギーであり、

エジプトのラーなど世界の太陽神は男性の姿で描かれています。


今では、伊勢神宮の内宮にある荒祭宮のご祭神が鎌倉期に変更され、

もともとは瀬織津姫が祭られていた事が明らかになっています。

おそらく藤原氏系の人物が、なんらかの理由で瀬織津姫を祭る全国の神社に、

社名とご祭神の変更を命じ、瀬織津姫の存在を抹消したのです。

それと同時に、ヲシテ紋文の内容が塗り替えられ記記として更新されました。


その昔、神社は政治的な働きをしていました。

民衆を守り、神の御心のもと民を繁栄へ導くためです。

しかし、その中には勢力争いや強制的に圧制させたものがあったのでしょう。

私も巫女として生きた記憶を思い出した時、

神社における政治のしがらみを体験しています。

遠い昔の神と人が近い世界においても、人間のエゴによる陰気な世界が存在していたのです。


瀬織津姫が封印された詳しい原因は分かりませんが、

本来はアマテラスと対で祭られていたという話しもあります。

謎を探るべく瀬織津姫に心を寄せていると、

いろいろな所から瀬織津姫に関する情報が舞い込んできました。


日本の清き地を巡る旅をすると、瀬織津姫とご縁の深い地へ導かれます。

全国には、封印を逃れ瀬織津姫の名を残す神社がいくつかあり、

中でも一番印象に残っているのは宮崎県の『速川神社』です。

人里はなれた山の中腹にひっそりとたたずみ、

付近にある男滝・女滝・蛇滝等などの七滝を守る美しい社です。


旅の途中、大きな川沿いの道を車で走っていると古い鳥居と橋が現れました。

神社の看板には堂々と瀬織津姫の名が表記されています。

車をとめて橋を渡ると、お山の入り口には今まで見たことのない、

美しい青緑に輝くシダの群生が広がっていました。

登りはじめると、途中に清らかな湧き水が流れる古い手水舎があり、

さらに30分ほど登ると、神秘的な雰囲気に包まれた速川神社の社が現れます。

社の横には瀬織津姫を象徴する小さな滝がありました。

瀬織津姫と清らかな自然のエネルギーを全身で感じ、

導いてくれたことに感謝の祈りを捧げて美しい社をあとにしました。


今思えば、小学校の授業で縄文の歴史に興味をもち、

その時代へつよい憧れをもっていた頃から、

瀬織津姫のエネルギーに触れていたのかもしれません。

小さいながらに社会に対する疑問を感じ、

自然と人がともにあった縄文時代を思うと心が落ち着きました。


女性性(受容性、許し、分かち合い、柔軟性)の復活が、

地球を救う鍵となると言われる水瓶座の時代に、

太古の昔に封印された縄文の女神が世に知られ、

瀬織津姫のエネルギーは再び花ひらきました。


年末は、不要なエネルギーを手放して本来の自分にもどり、

新しい年と共に新たな自分を迎える準備期間です。

浄化がスムーズに流れるよう、

祓い清めの女神である瀬織津姫がサポートしてくれます。

瀬織津姫が祓う『罪穢れ』とは、『過ち』や『汚らわしいもの』ではなく、

罪=『罪悪感』と穢れ=『氣枯れの状態』です。

私達は、もつ必要のない『罪悪感』で自分を責めることで、

自信や活力や自由を失い、氣を枯らしてしまいます。

その『氣枯れの状態』が穢れを引き寄せるのです。

私達は無限の自由と無限の豊かさを与えられている事を、

瀬織津姫は思い出させてくれます。


蘇りし瀬織津姫よ、どうか罪穢れを祓い給へ。


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