私自身、トラウマというのは大きな事故などによって

引き起こされるものと思っていましたが、

トラウマについて色々と勉強しているうちに、

幼少期の日常の中の出来事なども

トラウマと関係していることが分かりました。

 

 

私は息子が亡くなった後に色んなことが重なり

とうとうパニック障害を発症してしまったのですが、

その下には幼少期の親との関係性の問題がてんこ盛りにありました。

今は発作も出ずに普通に暮らせるようになったのですが、

一番の助けになったのがセルフアウェアネススキル(SAS)です。

毎日のように取り組み、今では両親との関係も改善されました。

ですから、もし、今苦しいさなかにあったとしても

希望はたくさんありますよ。

 

 

子どもの頃に無意識に作ってしまった信念体系(思い込み)をはずすには

通常自分ではなかなかできませんし、

時間もかかるのですが、

SASは日常的に自分で取り組むことができます。

 

 

 

 

ところで、セルフアウェアネススキルは

脳科学的にも説明できるスキルです。

セルフアウェアネススキルがどういう仕組みになっているのか

よく分からない、と言われることもありますので、

今回は脳科学の観点から書いてみたいと思います。

 

 

人間には脳に「ミラーニューロン」という神経細胞があります。

http://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3

 

他者に対する共感や模倣、

子どもが言葉を覚えたりするのに役立つ

大切な役割がありますが、それと同時に

他者のネガティブな面も取り込んでしまいます。

 

 

例えば、親がいつも怒っていたり、不安を感じていたり、

落ち込んでいたりすると、幼い子どもは

親の境界線内にいるので、どうしても同調してしまうのです。

自分の親の○○が嫌いだ!と思っていたとしても

皆、親と同じ反応を無意識のうちに取り込んでいます。

(これが連鎖を生んでしまうのですが)

 

 

不快な感じがしたり、危険な感じがした時に、

扁桃体という古い脳の部分が瞬時に働いて身を守ろうとします。

理性を働かせて対処(前頭葉の働き)できればいいのですが、

身を守るために、前頭葉よりも扁桃体の方が速く働くため、

身体の方が瞬時に反応してしまい、

例えば、怒らないようにしよう、しようと思いつつも、

気づいていたら爆発していた、などということが起きてしまう訳です。

 

 

普通に何かを経験している時には視床という部分が働き、

その時に経験している光景だとか音、匂い、などが処理され統合されます。

ですが、危険!と感じて扁桃体が働くと、前頭葉が遅れて働くので

時間差が生じ、視床が処理しきれなくなり、

その時に体験した光景や匂い、音などが統合されず、

解離した状態で記憶に残ってしまいます。

これがトラウマとなって残ります。

 

 

その後に同じような感覚がした時に

脳が判断ミスをしてしまい、他の人は何ともなくても

ある人にとっては警報装置が働いてしまい、

ちょっとしたことで怒りが爆発したり、固まってしまったりと

普通でない反応が起きるのです。

そして、これは大なり小なり

普通の人が普通に体験していることです。

大きいか小さいかだけの違いで、日常的に起きています。

 

 

この、ある出来事と同じような感じがすると

どうしても判断ミスをしてしまう脳に対し、

その時の体感覚や感情などを分け、信念体系を導き出して

いやいや、本当はそうではないのですよ、

そこには誤解があり、理性を働かせてもう一度検証し直せば

どうしたら良いのかが分かりますよ、

今できる最高、最善のことが見つかりますよ、

(ハイアーセルフの選択)というのが

セルフアウェアネススキル(SAS)です。

「自己を観察する」ということが、とても大切で、

いわゆるインナーチャイルドワークとセルフアウェアネススキルは

この点が異なります。

 

 

まだまだ医療面でもトラウマの研究が進んでいない中

セルフアウェアネススキル(SAS)は

かなり画期的なスキルだと、個人的には感じています。

 

 

子どものちょっとした言動に怒りを感じてぶつけてしまったり、

何だかすごく一人ぼっちの感じがして淋しくてたまらなくなったり、

自分ダメダメ、と責めてしまったり、訳も分からず怖くなってしまったり。

こんなことの下には実は幼少期のトラウマがある場合が多いのです。

そんな時のために、セルフアウェアネススキルがあります星

ワークの中で、感情の取り扱いについても学んでいきます。

 

 

今後も、トラウマ関係について

皆さんが理解し、

助けになるようなことについて書いてみたいと思っています。

やはり症状から脱出するには、

いくつかの大切なことがあるのです。

 

 

 

ハートルンルンブルー音符音符ハートルンルンブルー音符音符ハートルンルンブルー音符音符ハートルンルンブルー音符音符

 

 

星自分で自分のトラウマを解放するスキル

セルフアウェアネススキル レベル1講座を開催します。

https://www.reservestock.jp/events/226778

 

 

星子どもが輝くサポートができる、(子どもの心の観点からお伝えします)

キャラクトロジー心理学 子育て講座 入門、1Day講座

キャラクトロジー心理学ベーシック 入門 1Day講座

 

 

星親子関係を改善したい・・・箱庭親子セッション(準備中)

箱庭以外に、マインドフルネスや感情の取り扱い、

家族での話し合いの仕方などを盛り込みます(全2回)

 

星箱庭セッション・・・自分の身体や感情を感じたり、

今必要なことを盛り込んでセッションします。(準備中)

 

星経絡免疫療法・・・ツボと経絡を使って施術します。痛くありません。

(自律神経のバランスを整えたり、痛みを改善できます)

 

 

 

星個人セッション(カウンセリング)

 

 

 

コアラお問い合わせ、お申し込みはこちらへメールしてください。
 講座等ご希望の方は日時をご相談ください。

hollisticlabo@wg7.so-net.ne.jp