オープン上関町議会~上関原発の白紙を求める動議~ | 虹のカヤック隊

オープン上関町議会~上関原発の白紙を求める動議~

6月22日、県議会の始まり、上関町議会の最終日でした。

上関原発においては、中国電力が埋め立て免許の期限を延長しなければ進められない状況にあります。
山口県の二井知事は「免許の延長を認めない方向で検討」し、22日の県議会で意見表明をするとしていましたが、直前に「国からの答えがないから」と撤回。当日の議会はわずか10数分、上関原発について触れられることはありませんでした。

県内の各市町村の議会では計画の「凍結」や「中止」を求める意見書が相次いで提出されています。それは県民の大半が上関原発の必要性に疑問を抱いているからに他なりません。27日からの一般質問で知事がどのような発言をするか、県民を始め全国の多くの人たちが注目しています。

上関町議会。21日、柏原町長は「原発推進」の立場は維持しつつも、来年から国からの交付金が不透明ということもあり、原発なしの町づくりも視野に入れる考えを示しました。
しかし、原発の危険性について問われた時、「福島以外の複数の原発は事故なく停止した。どこの原発を見るかの問題」と答えるなど、その認識は甘いと言わざるを得ませんでした。一つでも事故を起こせば壊滅的な被害となるのが原発であり、だからこそ周辺市町村が見直しを求めているのです。

22日、上関原発計画の白紙を求める動議が出されました。福島にも足を運び、現地の人たちの生の声を聞いてきた祝島の清水議員らが提出。(映像「祝島から福島へ」→http://bit.ly/k8fWne


URL→http://bit.ly/jHNPv0

結果は3:8で否決。原発の賛否の構成は福島原発の事故前後で変わりませんでした。

言うまでもなく、原発問題は町だけの問題ではありません。
今、佐賀県の玄海原発を稼動させるかが問題となっていますが、その説明会には住民代表の数人にしか行われないとのこと。
説明会も議会も開かれたものであるべきです。私たち一人一人の問題であり、その選択権は私たちにあるはずです。


URL→http://bit.ly/iqVHvZ

20日祝島で行われた1100回目のデモのようすです。
上関原発計画が浮上した1982年から毎週一回のペースでずっと続けられています。