2024年 6月24日(月) 池田呉服座
「劇団美山」 夜の部
「龍王祭り」
純ちゃんたかちゃんの日
となっていました
ゲストさんが、
「桐龍座恋川劇団」の
二代目恋川純座長です
「桐龍座」の純座長と
「闇の王」のたかし総座長を引っ掛けての
「龍王祭り」
となったのでしょうか
二代目恋川純座長は、
とても明るくて楽しくて、おしゃべり好きなポジティブな方だと聞いています
この日のお芝居は、
第一部 「身代わり忠治」
第二部 舞踊華絵巻
補助席も出て、満員御礼🈵
大入り10本が出たそうです
「身代わり忠治」の配役、
国定忠治→里美たかし総座長
百姓の与太→たかし総座長の二役
清水頑鉄→二代目恋川純座長
三ッ木の文蔵→里美こうた座長
板割浅太郎→里美京馬副座長
悪い親分→里美祐樹後見
その子分→里美花太郎花形
文蔵と浅太郎の子分を脇に従えて、
真ん中に立つ忠治のオープニングから、幕が開きました。
有名な国定忠治のセリフ💬
「赤城の山も今宵限り、生まれ故郷の
國定の村や縄張りを捨て国を捨て、
可愛い子分の手めぇたちとも、別れ別れになる首途(かどで)だ」
「加賀の国の住人、小松五郎義兼が
鍛えた業物、まんねん溜めの雪水に浄めて、俺にゃあ生涯手めぇという強い味方があったのだ」
と、刀の身を浅太郎に拭かすシーンから始まりました
忠治は民衆に人気があって(幕府に逆らって、民衆が喜ぶような事をやっていた)
赤城山を根城として幕府と戦っていて、追われる身でありました。
もうそこまで追ってが来て、戦おうとしている時に、純座長の頑鉄が登場、
チョコボールのような数珠を胸にぶら下げて(たかし総座長が言ってました)
お坊さんのような出で立ちで、
「親分、みんなの為にここはアッシたちに任せて、逃げておくんなさい」と
渋る、忠治を逃がします。
ここからお笑いが始まって行きます。
「お笑い身代わり忠治」
となって行きます
忠治を逃がしたあと、
物陰からその様子を見ていた忠治にそっくりな百姓の与太(たかし総座長の二役)
が現れ、
「なんとカッコいい忠治親分✨
姿、形も顔もよくて❤」とベタ誉め
(二役なので自分で自分の事を誉めている。自画自讃)
その他にもいっ〜ぱい自分の演る忠治親分の事を、誉めちぎっていました
場内を笑いで沸かせていました
たかし総座長の与太と純座長の頑鉄、
こうた座長の文蔵、京馬副座長の浅太郎のアドリブ合戦が始まりました
そして与太は忠治親分に憧れていると言うと、国定の親分の仲間に誘われます
純座長の頑鉄が「清水の仲間にならねぇか」と声をかけると、そこでハッ❗と気がつき、
「アッ❗清水じゃなく国定だ❗」と
間違いを訂正、場内お笑いのムードに
包まれます
ゲストさんによって、お芝居のアドリブが変わるって言うのも、
大衆演劇のオモシロイところですネ
百姓の与太が忠治親分に似ているというので、忠治の身代わりに仕立て上げて行くのですが、
そのシーンもアドリブ続きで、
たかし総座長が徹底して
コメディアンになられていました
悪人を演られる時の恐い役から、
お笑いの明るい役まで演られるその
ギャップが、とてもオモシロかったです
お芝居は、アドリブいっぱいで進んで行き、
祐樹後見の悪い親分と花太郎花形のその子分やら、
ボケとツッコミ入り乱れての
終始お笑いの【身代わり忠治】で
ござんした
「お引けぇなすっておくんなセェ❗」
で、お芝居の話はこれで幕を下ろさせていただきヤス