2024年  5月7日(火曜日) 梅田呉服座

「劇団美山」 夜の部

ゲスト 小泉ダイヤ座長

    辰巳小龍女優リーダー


「劇団美山」にこのお二人が

ゲストというのは、初めての事ではないかと思い、

どんな舞台を観せてくれるのかと

もう、心は


「ウズウズ、ワクワク💕」


喜び勇んで、友人のkiちゃんと観て参りました爆笑ラブ飛び出すハート


なんでお二人のゲストが決まったかと言うと、

たかし総座長とダイヤ座長が

友だち(?)だからだそうで、

でも、みんなはそれを信じてくれなくて、

「ウソだろ?」と言われていたそうです爆笑


スター(たかし総座長は黒のイメージ、

 ダイヤ座長は白のイメージで、二人が混ざり合う事はないだろう、白のイメージのこうた座長の方が友達として合うのではないのかと言うのがあって)スター


口上挨拶の時にそのお話しをされましたが、

聞いている私も、

まだホントかな❓と半信半疑でした笑笑

こうた座長と友達なんじゃないの❓

って思ってたら、ダイヤ座長が

たかし総座長とは6年前から友達で、

やっと今回ゲストで共演が実現したと、

お話しされました。


「ホントーだった

   んですね~❗❗」


しかもダイヤ座長は

「ねぇーちゃんも一緒に連れて行くわ」

と言われ、

今回こういう形で、お二人のゲストが決まったそうです笑笑飛び出すハート


「ダイヤが龍を連れて

  来てくれた」おかげで、


この日のお芝居も舞踊ショーも、

もう素晴らしくてハートラブラブ


大満足、大堪能の舞台になりましたラブラブ



第一部お芝居「鶴八鶴次郎」


「鶴八鶴次郎」は川口松太郎さんによる短編小説で、新派劇や、映画🎥

テレビドラマにもなっている作品です。


時は大正時代の東京、

鶴賀鶴八(辰巳小龍女優リーダー)

鶴次郎(里美たかし総座長)という、

新内語りの名コンビがおりました。


花新内語りとは浄瑠璃の流派名で、哀調のある三味線の音色ルンルンにのせて、

哀しい女性の人生を、叙情豊かに語り、歌いあげるとあります花


この名コンビは芸の事ではいつもよく

喧嘩をします。

心の中では尊敬し合っているのですが、

芸の事となると、お互い譲らないのですびっくり


鶴八は先代の娘で三味線を、

鶴次郎は先代の弟子で語りをという

コンビです。


二人のマネージャー的な役割をしている佐平(小泉ダイヤ座長)や、

鶴八の女弟子(里美こうた座長)は、いつも

ハラハラして喧嘩の仲裁をしていますプンプン


その日も、舞台の前に二人は喧嘩をはじめて、舞台を放ったらかして帰るというのを

興行主(里美京馬副座長)が

二人を諭して、今日の舞台を無事に務めあげさせます。


芸の話しが出ない時は、仲の良い二人。


そんなある日、先代の法要に行った時に

鶴八がご贔屓にしてくれている

料亭の息子、松崎(里美花太郎花形)と

結婚をすると、話を切り出します。


鶴次郎は困惑しますショボーン

「なんでもっと早く言ってくれなかったんだ」

「身を固めたいのよ」と話す鶴八。

「それならばオレのところに来いよ」と、

とうとう本心を打ち明ける鶴次郎。


ほんとうは、お互いに好き同志だったのです。

堰を切ったように、お互いの心を話し出します。


「いつもケンカを吹っかけてくるから、あたしの事を嫌ってるんだと思ってた。

それで松崎さんが嫁にと言ってくれたから、結婚を決めたの」


小龍さんの演技が素晴らしいのです❗✨

幕開きから「アッ❗」と言わせる

セリフ💬の上手さびっくりマーク飛び出すハート


観客の心をグッびっくりマークとつかみますキューン飛び出すハート


ケンカをして怒る、困る、舞台を終えて

楽屋に戻った時の上気した顔、

ちょっとした仕草、たたずまい、

動き、セリフ💬の抑揚、


観ているこちらを唸らせますキューン飛び出すハート


たかし総座長の良いところを引き出しながら、自分も輝いて、


たかし総座長も小龍さんの芝居の上手さをどんどん引き出して、


お互いに相乗効果が生まれて

いいお芝居になっています。


場内、シーンとして皆さん魅入っておられましたハートラブラブ


女弟子役のこうた座長も弟子らしく控えめな役の味を上手く出しておられ、


マネージャー役のダイヤ座長も、いい味を出しておられ、


興行主役の京馬副座長も、説得力のある

立派な興行主さんでしたニコニコ


祐樹後見の車引きもユニークで、


料亭の息子の松崎役の花太郎花形も

お芝居上手拍手


適材適所の配役が上手くハマった時、

「いいお芝居を観た」

と、言う事になるのでしょうねピンクハートラブラブ


お芝居はまだ続きます。

全部は書きませんが、

鶴次郎が嫉妬故に激怒するシーンがあります。

男の嫉妬は恐い〜‼️

 恐ろしやー❗❗


たかし総座長の怒り方、ホントに恐いんです笑笑笑(恐いのが似合うお方故、ホントに恐い笑)



愛しているが故に許せない事、

コレだけはして欲しくなかった事、


鶴次郎の心がプッツンと切れます泣


ここから先は観てのお楽しみに…照れ


追伸①

ただ、愛のあり方について少し…


愛しているが故に、相手の

幸せを思って、自分が身を引く


相手の事を想うが故に

自分が鬼になって、わざと相手を突き放す


こういう愛情もあるんでしょうか


宝塚歌劇にもこんな場面があったなぁ~

「珈琲カルナバル」のラストシーン


愛するが故に自分が身を引いた

   ジュリオ

去って行く時に、

自分に問いかけます。


「ジュリオ、大丈夫か?」と。

「キャー❗カナメ(涼風真世)さ〜んハートハート愛飛び出すハート泣泣


ラストシーン、思い出しますキューンキューン飛び出すハート


ジュリオ、ほんとにイイ男だったわ〜💕✨


てな訳で、鶴次郎さんは、どうなりますでしょうか❓❓


追伸②

たかし座長はこの台本を開演2日前に、

小龍さん、ダイヤ座長に渡されたそうですが、小龍さんは、とちることなく、見事に演じられました。

こうた座長は、小龍姉さんを絶讃❗❗

「自分も客席に座って、このお芝居を観たかった、学ぶ事がいっぱいある」と、興奮して話されていました笑笑


これから、ゲストとして行ったり来たりのお付き合いが始まるのではないかと、そんな予感がしましたラブ