評価
1) ストーリー構成と展開…9
2) キャラクター描写…10
3) サスペンス・謎解き要素…9
4) テーマ性…8
5) 心理描写…10
6) 脚本…10
7) 映像演出…10
8) 音楽・効果音…8
9) テンポ・編集…8
10) 結末・余韻…10
2) キャラクター描写…10
3) サスペンス・謎解き要素…9
4) テーマ性…8
5) 心理描写…10
6) 脚本…10
7) 映像演出…10
8) 音楽・効果音…8
9) テンポ・編集…8
10) 結末・余韻…10
計92点
〜タイトル回収が美しい、極上サスペンス〜
まず言わせてほしい。
タイトルが秀逸。
『神が描くは曲線で』。
原題も
“Los renglones torcidos de Dios”
で、ほぼ同じ意味。
そして見終わったあとに、
「あぁ、なるほどな……」
となる。
この余韻込みで完璧なタイトル。
物語は、
女探偵が精神科病院で起きた殺人事件を調査するため、
パラノイア患者を装って潜入する――
という内容。
もう設定だけで面白い。
しかも、
出だしから雰囲気がモリモリ。
不穏。
怪しい。
全員何か隠してそう。
ワクワクが止まらない。
レビューを見ると、
「長すぎる」
「疲れる」
という意見もあった。
だが私は全くそう感じなかった。
むしろ一瞬。
気づけば終わっていた。
主演の
バルバラ・レニー
の演技がとにかく素晴らしい。
正気なのか、
狂気なのか、
観ているこちらまで揺さぶられる。
さらに院長役の
エドゥアルド・フェルナンデス。
この人も圧巻。
というか、
出演者全員演技がうますぎる。
そして何より良いのが、
「誰を信じればいいのかわからない」
この状態が最後まで続くこと。
視聴者も完全に精神病院へ放り込まれる。
自分の推理すら信用できなくなる。
この感覚がたまらない。
オチ自体は、
私は途中で読めていた。
だが、
まったくガッカリしなかった。
なぜなら、
そこへ辿り着くまでの演出と演技が素晴らしいから。
そしてラスト。
主人公の表情。
あの演技。
締めとして完璧。