わたしがここマーウィランバーに来て2日目、
(ま・あいかわらず山から山への移動ですが・・・)
めっちゃ舌をかみそうなこの名前・・・
なぜ今ここにいるかというと、
元々はワーホリビザをあと1年延長するために、
どこかしらの田舎で3ヶ月間のファームワークを
することを余儀なくされて、
シドニーからここブリスベンに移り住んできたわけなんですが、
1件目の滞在先ファームに「ホリデーとりたいから」という
おじさんとおばさんの私的理由で追い出され・・・・、
というかまあもともと1ヶ月という約束で、
だったので仕方ないんだけど。(まあここには実は色々理由が
あるっちゃあるので、他の機会に書きま~す!)
とにかくここ2件目の「ファーム」ではない・・・
一種のYOGA道場・・・(?)なんか違う気するけど、
今度はここのお手伝いをしながらお世話になることになったのです。
私は最初からWWOOF(ウーフ)という一種のボランティア的な制度を利用して
滞在先を探しているので、無給で家事や農業を手伝う代わりに、
食事と泊まる場所が提供されるというわけです。
言うなれば実写版「田舎に泊まろう」みたいな感じ
(TVでやってるあれ!!)
なのでそのWWOOFという団体に登録されているものすごい数の農家の中から、
自分でチョイスして連絡を取り、「いつから行きたい!」
という交渉を自分でしなくちゃなわけですが、これがなかなか大変。。。
たっくさん(20件近く)連絡したうち、答えをくれたのはほんの
5件程度、そのうちOKをもらえたのはここ1件だけ・・・。
それにやり取りは全て英語なので、これがまた厄介・・・
数年前に「ワーキングホリデービザをファームワークをすることで
もう1年延長できる」というありがたい制度が法律で決まって以来、
その為にこのウーフという制度を利用して
仕事というか滞在先を見つける人が急増したみたいだけど、
元々は主にヨーロッパ系のトラベラーが、
お金をかけずに旅をする1つの方法として
随分多く利用されていたみたいで、
アジア人のウーファー(WWoofで働く人間のこと)は、
意外なほど少なかった。
私がシドニーを出る前も、人づてに紹介されたり
話を聞くのは全部「有給」で働くファームで、
「ウーフ」を利用した!という話は1度も聞いたことが無かった。
アジア人はやっぱりアジア人のネットワークがあって、
ヨーロッパ・アメリカ・韓国・・・みんなそれぞれコミニティーや
ネットワークを持っているので、
集まる場所には同人種が集まる・・・という自然な流れがあると思う。
なので、私の日本の友人つてで聞いていた「有給」ファームは
主に日本人と韓国人のみという感じらしい。
私は何を思ったか、「ウーフ」にとても惹かれて、
こっちを選んだわけなんですが、もうほんとに期待通りの
英語環境!!・・・・というよりむしろ期待以上・・・?
(これもまたウーフ生活秘話として別の機会にお話します)
「ウーフ」と「有給ファーム」はもちろん、
ボランティアか給料制かってとこで大きく違うんだけど、
そのほかにも全然違うとこがたくさんある
給料制のところはまず農家の規模がめちゃくちゃデカイらしい。
山1つさくらんぼ農園とかも聞いたことあって、
その分人もたっくさん(何十人も)働いているみたい
ファーマーのおじさんやおばさんも1人1人の顔を
覚えてない位規模も人も大きくて、
言い方を悪くするとチョット奴隷的なファームもあるくらいらしい
「気のいい田舎の農夫」みたいな人ばかりでは無いらしく、
使えなければ余裕で首になったり
「ビザの延長目的」で来てる人間が後も先も無いのを知ってて
悲しいことに足元をみて、結構ひどい扱いや劣悪な環境で働かせる
そんな農家もあると聞いていた。
なんて恐ろしい。。。。。
ウーフはどちらかというと、巨大な工場や農園というよりは、
個人農家的な小規模な場所への滞在で、
ウーファーの人数もせいぜい多くて5人位。
大体がそのホスト先の家で、空いてる部屋に寝泊りさせてもらったり、
たまに「キャンピングカー」や「テント持込で来て下さい!」とかいうのもある
私はさすがにそれは「ちょっと面白そう」と思いつつも
「恐ろしい・・・」という気持ちが勝ったので、出来るだけ家に泊めてくれそうな所に
アタックしていた。
最初はイヤでイヤで・・・イヤでイヤで。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。(言いすぎっ?)
仕方なかったファームワーク。。。。
でも良く考えたらこのWWOOFっていう制度かなり面白い。
まずはWWOOFっていう本を購入する所から始まって、
「本を買った」時点で要は「会員」になれる。
そして会員番号みたいのをもらえるわけなんですけど、
その本にたくさんのホスト先が載っていて、
まあそこに電話して、「ウーファーですが、仕事を探しています!」
みたいな感じで始まるわけです。
とにかく始めは「行き先」を見つけるのに必死で、大して中身を
読んでなかった私( ̄ー ̄;。
「とにかくどこでもいいから泊まれる場所を(((( ;°Д°))))!!」と思ってたし、
何より説明も全部英語だし、正直あんまり読む気が起きなかった(^▽^;)・・・。
でも第1件目のファームステイ。。。。。
基本ファーマーの朝は早く、昼頃には殆どの仕事は終わり、
そこから「自由時間」ってことで、果てしなく時間だけはある。。。
(ここがまたウーフのいい所で、有給のファームが基本
8時間以上働くのに対して私たちの労働は1日5時間前後。
もうひたすら有り余る時間の中、さすがに読んでみました( ̄ー ̄;
「WWOOFブック!!」
そしたら以外にも、ファームワークだけじゃなく、
傷ついた野生動物の保護団体で働いたり、
今私が居る様な「Retreat centre」(リトリートセンターって
言うなれば貸し施設{?})色んなYOGAとか、インディアンスピリット
とかそういう団体が泊り込みでなんかイベントを開く施設的なもの?
そういう施設のお手伝いとかもあったりする。
そう考えたら、私は元々「ボランティア」にとても興味があったし、
特に動物が小さい頃から大好きだから、
「野生動物の保護とかまさに理想!!」とか思って、
ちょっとずれるけど変な話、ここオーストラリアにきて気づいた
むかつく(?)事実。
町にいくつもある日系エージェントがボランティアの紹介とかやってる
んだけれども、それって「有料}なんですよ(#`ε´#)??
「ボランティア」しに行くんだから、お給料もらえないのはまだしも
「なんで金払わなきゃいけないわけ~∑(゚Д゚)??」って。し
かも結構高額。
そりゃ「紹介料」なんだろうけど、私はやっぱり「は~・・・゛(`ヘ´#)?」って思ってしまう。
それにこの今私のやってる「ビザの為の農作業」だって、最初に書いたように
英語でのやり取り、受け入れ先見つけるのだって一苦労。。。
だからってそういうエージェントに頼んだら「20万」近くとられるとこだってある。
なんかそれで儲けてるから仕方ないとは思うけど、
必死で海外でみんな1人で勇気振り絞って生きてるのに、
そこには常にその不安を狙うハイエナ的な商売が欠かせないって
「なんかな~( ̄∩ ̄#・・・・。」って思ってしまう。。。。
「情報」は海外で生きる私たちにとって、ホント「命」って言えるくらい
大切だけど、それを常に快く無料で得られるわけじゃないって事に
オーストラリアに着てから、つくづく思い知らされた((o(-゛-;)。
エージェントに関わらず、何年も苦労して「今」を築いた
ここに居る(特に)日本人の人たちは、自分達が苦労した分
まだ「甘さと弱さをイッパイに抱えた新しく来る
フレッシュなNEWワーキングホリデーの人間」に対して、
残念ながら優しい人ばかりではない。
それだけに必死で苦労した分「自分の事は自分でやれば!!」
と他人にも自分にもよく言えば「強く」悪く言えば「厳しくなりすぎ」
て居る人が多い気がする。
まあそれだからとにかく私は出来る限り「そうはなりたくないな」って
言うことと、人間が「情報交換」や「協力・助け合い」を無償でし合うことが
当たり前じゃなくて、どれほど貴重で素晴らしい事かに気づかされた・・・
てなことが言いたかったわけで(話思いっきりずれたけど)
だからこのWWOOFていうシステム、
お金を払って「させて頂くボランティア」に比べたら、
確かに自分でセッティングする苦労と勇気は必要だけど、
お金を払うわけでもないし、今までに出来なかった・・・
というよりは、人生で1度体験できるか出来ないかって言う位
とっても貴重な体験をさせてもらって、
珍しい経験・知らない人との生活・自然とのふれあい・
いつだって簡単に出来ることじゃないことが出来る上、
ビザの延長までおまけで付いて来るんだから、
考えようによってはめっちゃ素晴らしいんでは(?)と
思うようになってきた。
・・・・というわけで次回からは
ここで巻き起こる色んな非日常について
書き綴って行きたいとおもいまーっす。
今回の題材である「私が農家に居る理由」から
かけ離れた上に、
ここでの生活まったくかけてないので
次回以降かいていこうとおもいます!!