3歳の頃に自閉症スペクトラムと診断された息子は


 

2歳8ヶ月の頃から幼稚園未就園児クラスへ通っています

 

 

4月の入園当初から問題事が多く

 

言葉も返事の「はーい」しか言えなかったので

 

6月に子育て相談室へ行く予約をしました

 

 

 

毎日のように幼稚園から息子の事で連絡がくるのも

 

私のメンタルがやられっぱなしでした



 

入園から約2ヶ月経って


 

やっぱり息子は他の子と何か違う・・・


 

全然集団生活が送れていないと思いモヤモヤする気持ちをどうにかしたいと思い息子の為に行動へ移すことを決めました

 

 

 

でも 私はまだこの時

 

役所に相談して

 

「大丈夫ですよ」

 

「問題ないです」

 

 

「そのうち話しますよ」

 

「少しずつ園にも慣れて行きますよ」

 

「ちょっとずつご飯も食べれるようになりますよ」

 

 

そんな言葉を言われる事を期待していたように思います

 

 

 

 

幼稚園からは息子について書かれた資料を頂く事になりました


 

どんな事が書かれているのか?

 

 

そこには私が想像している以上の


 

息子の問題行動がびっしり書かれていました

 

 


 

 

朝陽は入園して2ヶ月3ヶ月たっても


言葉が増える事はありませんでした

 

全く言葉も出なかったのでもちろん日々の生活は変化しないまま


 

このままでいいのかな?どうしたらいいのかな??と何度も自分と向き合って

 


夫にも相談して市役所にある療育相談室へ相談に行く事を決めました

 

 

 

子どもの発達に不安になった時に


いざ何をすればいいのか?って当時は右も左も分からず


 

正直なぜあの時発達相談に行ったかもよく覚えていません

 

 

おそらく日々ネットサーフィンを繰り返す中で



 

役所での発達相談という情報にたどりついたんじゃないかなと思います

 

 

 

 我が家が住む市役所に療育相談室があって



 

言葉の遅れや発達の遅れを相談出来るようになっていました

 


 

まずは相談の予約が必要だったので相談の予約の電話をしました


 

幼稚園に通っている事などを相談窓口の方にお話しして



 

 面談の日程を決めて、その日まで準備するものをお願いされました

 

 

 

持ってくるものとしてお願いされたのは

 

・息子の幼稚園での様子を担任の先生から書いてもらった物

・幼稚園で書いた絵や制作物

・母子手帳

 

この3つをお願いされました

 

 

子育て相談に行く事を担任の先生にもお話しして


 

書類を書いていただくようにお願いしました

 

 

すると幼稚園からも、面談でどうだったか?


また詳しく教えてくださいとお願いされました

 

 

 

子育て相談室での面談当日

 

 

 面談は臨床心理士の方2名と私と息子の4人で行いました

 

 

息子は1人の臨床心理士の方とブロックなど玩具で私の近くで遊びながら


 

私はもう一人の臨床心理士の方と面談をしました

 

 

面談では、息子のこれまでの成長過程や、言葉の遅れ


 

かんしゃくを起こす事や自傷行為がある事、偏食がある事、


 

家や教室から脱走する事などを私の方から相談して


 

幼稚園から頂いた朝陽に関する資料をお渡ししました


 

幼稚園からの資料にも同じような朝陽の問題点が記載されていました


 

 

 

余談ですが


 

子育てをしている方に私は育児日記を書く事を本当にお勧めします

 

 

別に毎日書く必要ないんです

 

 

時間に余裕があるときでいいので


 

0歳から6歳くらいまではぜひ育児日記をつけてほしいですね

 

 

何歳何ヶ月で言葉が出たとか、寝返りやお座りなどもそうですが


 

偏食や癇癪が見られはじめたのはいつくらいとか


 

いつ頃から子どもに違和感を感じてるとか


 

最初に診断を受けたのはいつだとか


 

診断名がおりたのはいつとか診断結果とか


 

そういった記録は、このような発達相談だけではなく

 

療育へ通所するようになる時や


 

医師からの診断を受ける時や療育手帳を取得する時や


 

小学校へ入学する時も就学相談などでも必要な時がありますし



将来障害者年金を申請する時も色々と必要なものが出てきます

 

障害がなくてもその育児の記録は何年後かに必ず何かしら役にたつ時があります

 

 

何よりも記録を振り返り子どもの成長を感じることが出来ます


 

なので、子育て中のお母さんには


時々手帳を開いて成長の記録を書き留めていくことをおすすめしたいです
 

 

 

 

話はもどって

 

その日面談を終えて臨床心理士の方から 言われた言葉は

 

息子さんには産まれてもった何かしらの発達の問題があるかもしれません


という言葉でした

 

臨床心理士さんは医師とは違うので、診断名をつける事はできません

 

なのでオブラートに包みながらお話しされていました

 

 

自閉症ですとは 臨床心理士の方も言えないので

 

障害がありますとハッキリと言われませんでしたが

 

私はその時 息子が産まれた時から障がいを持っている子なんだろうなということを確信しました

 

 

 

でも、どこか納得してない自分がいました

 

 

 

私は 受け入れる自信がなかったのかもしれませんし

 

向き合おうという気持ちが無かったのかもしれません

 

 

どこか説明に納得がいかないまま

 

本当に障害があるのか?

 

間違いであってほしいって

 

帰りの車の車内で一人で泣きながら息子を連れて帰りました

 

きっとよくなる

 

きっとしゃべれるようにもなるし

 

落ち着いて行動出来るようにだってなる

 

給食だってちょっとずつ食べれるようになる

 

 

臨床心理士さんが言ってる事が間違いだったって

 

 

笑い話になる日がくるはず

 

 

きっと大丈夫・・・・

 

 

私は今にも心がボロボロになりそうな自分の心を慰めるのに必死でした

 



 

 


そして その夜夫と2人で話し合いました。 


 

仕事から帰ってきた夫に「どうだった?」と聞かれたので


 

「障がいがあるかもしれないって言われた・・でもさ、違うよね?

 

名前を呼んでも振り向かなかったから問題があるって言ったんだよ?

 

たまたま玩具に夢中になって遊んで振り向かなかっただけだよね?

 

いつもは名前呼べば振り向くよね?気づくよね?障害じゃないよね??」

 

 

と一人で涙を流しながらその日の出来事を一気に話す私に

 

ただただ「うんうん」「うんうん」とうなずきながら聞いてくれました

 

 

 

 

そして夫はただ一言

 

「「障害」ってことなんだろうね」と冷静に私に言いました

 

 

 

 

 

冷静に話しながらも

 

夫の目には涙があふれていて

 

信じたくない認めたくない気持ちがありながらも

 

でもやっぱりそうだったんだ

 

これまで息子が育てづらかったのは

 

障害があったからなんだというどこか納得した気持ちで


 

私たち夫婦の中では結局そういう事なんだねって

 

納得する気持ちと

 

これからどうやってこの子を育てていけばいいんだろうって

 

 

不安な気持ちは消える事ないまま


 

泣きながら夫婦で朝を迎えたのを今でもはっきりと覚えています


▼当時の思いをラジオでお話ししてます
再生ボタンを押して聞いてみてください

 

 

 

 


↓発達障害児の子育てアイテム