廊下には、端にベンチがついています。

そこを机の代わりにして、床に座布団を敷いてそこに座って食べています。

子どもの横に、私が付き添っています。

 

職員室の近くには校長室、保健室などがあり、

教師はもちろん、子ども達や、時には保護者も通ります。

 

他にも、就学時健診などに来られた幼児と保護者など、

お客さんが通られることも年に数回あります。

 

それでも、学校は平気でいるのです。

 

最初の頃は、そこを通る教師も子ども達も驚いている様子でしたが、

今ではすっかり慣れてしまったようです。

 

体調を崩してしまったお子さんを迎えに来られた保護者や、お客さんは、

私達の近くを通る時、二度見、三度見して、最後に振り向きます。

 

こんなにもあり得ない光景が、この小学校では日常になってしまっているのです。