僕は 要領の悪さから

よく残業をする


それは 物心付いた頃から


ドジでノロマな亀だったから

魂の習性ですら あったのかもしれない

なんか 

そのシチュエーションに慣れている・・・


生まれ変わる度に

居残りや 競争でビリを走る魂だったのかもしれない😌


だから 正直言うと


残業に悲惨さや 悲哀を感じていない




むしろ 時間やノルマに追われている

焦燥感が 弱まり 自由度が高まり


自分宇宙に没頭して良い時間でもある


それは


中学か高校か 忘れたけれど

国語の教科書で読んだ

高村光太郎の詩


「鯰」を読んだ時 あの


 不思議な引力(この空気好きだな~って

鳥肌立てて読んでいた)を感じていた


高村光太郎の木彫作品/「鯰」

僕は この詩の中に流れている時間を

味わう事に 静かに 満たされた

「静寂の至福」を感じます・・・


冬の夜や 静かな夜

工場で一人 刃物を研いだり


ある程度は 作業をしながらも

物思いに更ける ゆとりがある 時


僕は いつも この詩を思い出して


高村光太郎さんの気持ちに共感を覚える


現実の中では 色々な事があって

恵まれてるなって思う事と同時に

思うようには 行かなくて


切ない気持ちになる事もある


けれど 色々と湧き上がる気持ちを

静かに見つめながら


目の前の作業に もくもくと取り組みながら 夢想する自由の中で 

一人の静寂と 取り組んでいる事への


研ぎ澄まして行く感覚の

不思議な至福感の中で


孤独感が翻って 至福感に変わる

境目を何度も味わっている事に

静かな 喜びを感じています・・・😊




最後に

僕の大好きな 高村光太郎さんの詩

「鯰」を載せますので


この 不思議に満たされた

魂の喜びが伝わって来るような

詩を感じて下さいね😊✨🌿




「鯰」 高村光太郎


盥(たらい)の中でぴしやりとはねる音がする。


夜が更けると小刀の刃がえる。


木を削るのは冬の夜の北風の為事しごとである。


煖炉に入れる石炭が無くなつても、


なまづよ、


お前は氷の下でむしろ莫大な夢を食ふか。


檜の木片こつぱは私の眷族けんぞく


智恵子は貧におどろかない。


鯰よ、


お前のひれに剣があり、


お前の尻尾に触角があり、


お前のあぎとに黒金の覆輪があり、


さうしてお前の楽天にそんな石頭があるといふのは、


何と面白い私の為事への挨拶であらう。


風が落ちて板の間に蘭の香ひがする。


智恵子は寝た。


私は彫りかけの鯰を傍へ押しやり、


研水とみづを新しくして


更に鋭い明日の小刀を瀏瀏りゆうりゆうと研ぐ。










如何ですか?


静かだけど 命の力が

ひしひしと伝わって来ます😌


貴方は何を感じましたか?😊


 読んでくれて ありがとうございます😊✨🌿🌹🌻🌺🏵🌷🌈


天然ポエムマインド

アーティストTAKAHIRO

✨(*´ー`*)✨✨🌟🪐