怖い本 | 不思議サロン

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怪談奇譚不思議のブログです。

「怖い」は人によって異なる。

 

旦那さんなんてのは幽霊の類を一切

 

信じていないので、幽霊や心霊現象は

 

全く怖くないと言っている。

 

本当かどうか、一度幽霊がたくさん出ると

 

噂される廃寺で一晩過ごして頂きたいのだが。

 

旦那さんの「怖い」は、人だったり

 

災害だという。

 

私は幽霊や呪いが怖い。

 

ようは、見えないものに恐怖を感じ

 

興味があるのだ。

 

ぶっちゃけ、見えるものに興味はない。

 

そんな私が買った怖い本をいつも紹介させて

 

頂いているが、先日載せた「幽霊の踏切」を読了した。

 

普段は読み終えた後にオススメする形で

 

載せるのだが、あまりにもジャケットが

 

印象的で幽霊好きの心をくすぐったので

 

幽霊好きの皆様の心を一早くくすぐりたかったのである。

 

踏切に出るという幽霊目撃談が

 

徐々に殺人事件に繋がって行くという

 

意外にも今までなかったパターンで面白かったのだが。。。

 

心霊マニアからすると、ありふれた心霊現象に

 

とくに怖くはなく。

 

ミステリーと思って読むのをオススメするが

 

ミステリー好きの私からすると

 

ハウダニットが曖昧で

 

もやもやしてしまった。

 

ケチをつけているが

 

心霊とミステリーの組み合わせは面白かった。

 

昭和52年、秩父市内の防火用貯水槽から

 

女性の腐乱死体が発見された

 

あの秩父貯水槽殺人事件を小説にすると

 

面白いかも。

 

幽霊目撃談が殺人事件に発展していった。

 

タイトルは

 

「黒いセーターの女」

 

そもそも心霊はミステリーだ。

 

解明していく過程が面白い。

 

そう思うと小野不由美さんの

 

「残穢」は面白かった。

 

映画の最後は今一だったが。

 

心霊ものは結局「不可思議」で

 

この世界に生きている限りは分からないのだ。

 

悪戯に怖がらせようとはせず、

 

ぼんやりさせておくのが良い。

 

ガオーと出て来る幽霊よりも

 

柳の下でぼんやり佇んでいる幽霊の

 

恐怖やいかに。

 

目を凝らしてみると見えず、

 

少し引いて見ると薄っすらと見えるくらいが良い。

 

 

人怖でオススメの「怖い本」がある。

 

今更だが、今更読んだこちらの本は

 

思わず「こわ~~~~」と呟いてしまった。

 

 

志麻子さんの人柄は面白いが本は読んだ事がなかった。

 

ホラーに恋愛とエロは不要と思っているので

 

きっと彼女の小説は

 

エロ要素の多いホラー小説だと思っていたからだ。

 

ところが!!

 

しっかり怖い。

 

「人怖小説」である。

 

今ではすっかり志麻子リスペクトで

 

何冊も買ってしまった。(まだ読めていないが)

 

いつも読んでくれて、ありがとうございます。

 

面白そうな本があったら教えて下さいね♪

 

コメントで教えて頂いた

 

佐藤愛子氏の「私の遺言」

 

工藤美代子氏の「もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら」は

 

幽霊譚で面白い本である。

 

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