今日も南半球からこんにちは。コアラ

 

また新しい一年が始まりました!

今年も、与えられた日常を大切に生きていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

 

(↑2023年の個人的に好きだった作品ベスト9)
 
年末は大掃除でバタバタしていて、このブログでは年の瀬のご挨拶ができませんでしたが、改めまして読者のみなさま、いつもご訪問頂きありがとうございます。ニコニコキラキラ
 
すきま時間を見つけては、ちょこちょこと地味に記事を更新し続けて早4年!ブログを始めた頃は「10人くらいの読者さまが居れば十分!」と思っていましたが、気がつけば読者登録数が500を超えていて、本当にありがたい限りです。
 
普段は物づくりのアイデアを中心とした投稿がほとんどなのですが、今日は2024年最初の記事なので、ほんの少しだけ私のプライベートな部分のお話もしたいと思います。(興味ある人いる?笑)長文なので、「興味ねぇわ」て人はまた次回の投稿でお会いしましょう。笑い泣き

 

(↑建築家・安藤忠雄さん設計の建物を訪れた♪)
 
【お正月休みに改めて感じた大切なこと】
 
この年末年始は5日間ほどお休みを頂いて、自分の充電と、新しい知識を吸収するための時間にあてました。
 
美術館めぐりをしたり、建築物めぐりをしたり、大自然の中でぼんやりしたり。。。
 
豪華な旅に出たわけでも、高級料理に舌鼓を打ったわけでもありませんが、この何気ない静かな時間が、今の自分にはとても贅沢に感じられました。乙女のトキメキ
 
(↑ビクトリア国立美術館)
 
なかでも、今回いちばん贅沢だと感じた場所は…、なーんにも無い草原!
 
地平線と空しかないような場所が「贅沢」に思えるなんて、少し変わっていると思われるかもしれませんが、私にとっては、何よりも美しい景色でした。何もないところの方が、自分にとって大切なものが何なのかよく分かるような気がします。

そして、『何も無いことの贅沢』に触れた瞬間、いつも私はある言葉を思い出します。
 
(↑ヤラバレーの美しい草原をガニ股で歩く私。笑)

 

【 Less is more 】

 

『Less is more』は、海外のアート界では昔からよく使われる言葉で、「少ないことは、より豊かなことだ」という、一見すると矛盾しているようにも思える言葉です。だけど、本当の意味での『豊かさ』とは何なのかを、私たちに教えてくれる大切な一言なんです。

 
クリック1つで簡単に何でも手に入る時代ですが、結局のところ、人の心を真に満たしてくれるものって、お店では売ってないんですよね。

どんなに多くの華美な物に囲まれたとしても、人間にとって一番必要なものは、決してお金では買えません。人と人との間でやり取りされる、温かい人間性と思いやりだけが生み出せるものだと思うんです。
 
きっと誰もが心の根底では分かっていることなのに、私を含め、慌ただしい毎日の中では驚くほど容易に見失ってしまう『Less is more』。

今年はこの言葉を胸に刻んで、感謝の気持ちを忘れずに、1つ1つの物事に丁寧に取り組んでいくことを目標にしたいと思っています。キラキラ
 
 
【自分の中の決まり事】
 
これはブログ開始当初から一貫してきたことですが、創作においても、高価な材料や、特別な機材が必要となるような作品は発表しないことをポリシーにしています。これも、『Less is more』に通じる考え方が元になってのことです。
 
お金をかければ、それだけ見栄えの良い素敵な作品をより簡単に生み出すことができますが、子供たちに伝えたいことは「お金をかけて良い作品を効率よく生み出す方法」ではなく、「少し時間がかかっても、限られた条件で素晴らしい作品を生み出す方法」。お金の代わりに想像力や発想力を使えば、そう難しいことではありません。

物作りについての話をしているようで、実はこれ、どう生きるかの話でもあるんですよね。お金を使って手に入れる方法しか知らないと、資金が尽きた時に途方に暮れてしまいますが、自分で創り出す方法を知っている人は、本当の意味での「豊かな人生」を送ることができると思うんです。

いま置かれている環境や経済状況に関係なく、誰もが、ちょっと素敵なアート教室に通っているかのような気分になれる。気軽に挑戦できる楽しいアイデアが沢山あつまっている場所。このブログを、そんな宝箱みたいな場所にしたいと思っています。おねがい
 


【2024年は、さらに新しい挑戦へ】
 
コロナ禍のメルボルンで、世界最長となる262日間にも及ぶロックダウン生活を経験し、外出時間や距離までもが厳しく制限される中、小さな子供と毎日家の中で過ごすことの大変さを痛感したことがキッカケとなって始めた活動『おうち遊びと工作アイデアのシェア』。
 
少しでも同じ境遇の人たちの助けになれたらと思い、これまでの4年間で実に300作品以上のアイデアを発表。皆さんからSNSに届いたつくれぽ数も300件以上となりました。本当にありがとうございます。みなさんの「楽しかったよ」の声が栄養剤です。ラブラブ
 
このブログを始めた頃は、自宅で少数のお子さんにアートレッスンをさせて頂くことが私の活動の全てでしたが、昨年は、普段のアートレッスンに加えて、障害をもつ方へ向けたアートレッスンや、幼児教育誌への連載企業とのコラボレーションアートイベントの監修など、たくさんの新しい挑戦をさせて頂きました。おねだりキラキラ
 
コロナ禍もようやく落ち着きを見せ始め、世の中が日常を取り戻しつつある今、「自分の役目はもう終わったのかもしれない」と思ったりもしたのですが…。
 
頼れる人が居ない環境で一生懸命子育てを頑張っている人や、保育•介護•療育の現場でアートの力を必要としている人が、きっとまだまだ沢山いらっしゃると思うので、そんな方々に寄り添えるように、これからも自分のペースで無理せず楽しく発信を続けていけたら良いなと思っています。
 


そして今年は、さらに新しい挑戦!キラキラ
 
不登校や、病気による長期入院など、様々な理由で学校に行くことができないお子さんたちを対象に、日本の支援団体さんと協力してオンラインで定期的に無料のアートレッスンを提供させて頂くことになりました!
 
このような素晴らしい活動にアートを通して関われることを本当に光栄に思います。興味のある方は、インスタグラムのDM、またはEメールからからお気軽にお問い合わせください。ニコニコ
 
ラブレター rainbowfactorymelbourne@hotmail.com

 

それでは、長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで下さってありがとうございました。今年もまた楽しいアートの旅によろしくお付き合いくださいませ。ラブラブ