今日も南半球からこんにちは。コアラ

 

「子供たちが夏休みに突入した!」という方も多いのではないでしょうか?

今回は今の季節にピッタリ、爽やかな「波打ち際の絵」の描き方をご紹介したいと思います。やしの木



普通に描こうとすると案外と難しい波の表現ですが、今回ご紹介する裏技を使うと、3才くらいのお子さんからお年寄りまで、誰でも楽しく簡単に美しい海が描けてしまいます!ニコニコ できあがった作品を壁に飾るとインテリアにも映えますよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

【材料】

 

 
材料を揃えると上の写真のようになります。
 
★キャンバスは好きなサイズを用意。画材屋さん、ホームセンター、100円ショップなどで入手可能。
 
★画用紙に描いた場合は、完成後に額装するとより長く綺麗な状態を保てます。
 
★砂はホームセンターで売っている砂場用の物を使いました。100円ショップやハンズなどで売っている園芸用のカラーサンドを利用してもOK。
 
★砂を公共の場から持ち帰る行為は禁止されている場合が多いので、海や公園から調達しようと思っている方はご注意ください。
 
【1分間作り方動画】
 
(※音無し動画です。)
 

 

【写真で見る作り方】

 

 
1. キャンバスの砂浜予定地にボンドをしぼり出し、要らないカードや段ボール片などを使って均一に伸ばす。
 
 
 
2. ボンドを塗った部分に砂をかけて、しっかり乾燥させる。
 
★夏場は炎天下に置いておくとすぐ乾きます。
 
 
 
3. キャンバスの余白部分に、青、水色、白などの絵の具をランダムに出し、上からラップをかぶせる。
 
★汚れるのが心配な人は、あらかじめ下に新聞紙を敷いておきましょう。

 

【上手に仕上げるポイント】

 

 
砂浜と海の境界線上に白を多めに出しておくと、よりリアルな波になります。
 
 
4. ラップの上から手で絵の具を押しつぶすように広げていく。隣の色同士がふんわり混ざるように指先を軽くクルクル動かすのがコツ。とはいえ、多少色ムラが残っていた方が波らしくなるので、混ぜすぎに注意。
 
★余白が残らないようにキャンバスの端っこまでしっかり色を広げましょう。
 

 

(↑6才さん作品)
 
5. そっとラップを剝がし取り、しっかり乾かす。乾燥後、貝殻やシーグラスなど、好きな飾りをボンドで貼り付けたら完成!キラキラ
 
乾燥にかかる時間を除けば、実質の作業時間は約20分ほど。とっても手軽に素敵な海の絵が描けてしまう方法です。ウインク
 
 
【技法について】
 
今回の工作は、もともとは海外で乳幼児が手を汚すことなく絵の具でお絵かきが出来るように発案された「メスフリー・スクイッシュペインティング」というテクニックを応用しています。(メスフリーは「汚れない」、スクイッシュは「にぎり潰す」というような意味があります。別名スマッシュペインティングと呼ばれることも。)絵の具を押し広げる感触がプニプニとしていて面白いことから、子供の豊かな五感を育む「感覚遊び」にもなると言われています。乙女のトキメキ
 
にじいろ工房のアトリエでは、昔からよくこの方法で乳幼児さんとお絵かきを楽しんできたのですが、ある時この方法で幼児さんが描いた絵を眺めていて「海みたいで綺麗だな~」と思ったことがキッカケとなり、今回の海の作品を考えてみました。ラブラブ
 
 
【大切なお願い】
 
そして最後に1つだけ、大切なお願いです。

 

前回の投稿でも同じことをお話したのですが、今回にじいろ工房が制作した「波打ち際の絵」は、あくまでご家庭で楽しんで頂いたり、アート好きなお子さんの練習用として描き方を公開しているものです。どなたが制作しても、ある程度素晴らしい仕上がりになるように描き方を工夫しているので、きっと皆さんの作品も素敵な仕上がりになることと思います。

 

ここで学んだテクニックを、今後のご自分の制作に生かして頂くことには問題ないのですが、にじいろ工房と全く同じ作り方・構図・色合いで制作した作品を、ご自分の作品としてコンクールに応募したり、商用利用する行為はご遠慮ください。(※実際にそういった事例が過去にあったので改めてお願いです)。

 

それではまた次回の工作でお会いしましょう!虹