今日も南半球からこんにちは。コアラ

早いもので、今年度がもうすぐ終わろうとしていますね。卒園・卒業シーズン到来です!桜

 

海外の幼稚園では、卒園の日に子供たちに「アカデミックドレス」を着せてくれる園が多々あります。本来は大学生が卒業する際に着る正装ですが、小さな子供たちがこの装いをしていると、あどけなさが本当に可愛らしくて、記念写真を撮りまくってしまいます。目がハート

 

そしてレンズに写る小さな姿の向こう側に、いつの日か再びこの格好をするであろう立派に成長した我が子のことを想像して、親はみんなジーンとしちゃうんです。キラキラこの感動を皆さんにも味わって頂きたくて、今回はアカデミックドレスの中で最も重要な「角帽」の作り方をご紹介します。ラブラブ 記念写真が映えること間違いなし!乙女のトキメキ

 

 
我が家の末っ子、実は先日、一足先に卒園しました!乙女のトキメキ(オーストラリアは12月に年度が終わるので。)この角帽のおかげで、成長の大事な節目を素敵な記念写真にして残すことができました。ウインク
 
ちなみに基本の作り方は、子供の通う幼稚園の先生に教えて頂きました♪ パッと見、材料が少し多くて「難しそう!」て思っちゃうかもしれませんが、作り出してしまうと意外なほど簡単なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
 
【材料の確認】

 

 
四角グリーン長細いパーツを切り出す必要があるため、画用紙はA2サイズがおすすめ。(ちなみにA2サイズから2つの帽子が作れます。)
 

 

四角グリーン材料にある「割りピン」とは、上矢印こういうヤツです。よく時計の工作なんかで、針の可動部分に付けるパーツですね。ホームセンターや画材屋さんで入手できます。
 
 
【下準備】
 

1. タッセルを作っておく!

下矢印動画で見るタッセルの作り方。

 

 
下矢印写真で見るタッセルの作り方

 

 
四角オレンジ材料は刺繍糸とビニタイ(2本)だけ!
四角オレンジ新品の刺繍糸の束を丸ごと使います。好きな色の糸を用意してください。

 

2. 帽子のパーツを切り出しておく。

 

 
四角グリーン長方形パーツの横幅は、〈お子さんの頭囲+のりしろ約2cm〉の長さになります。
四角グリーン6〜8歳児の平均的な頭囲は約54〜56cmほどです。
 

 

【帽子の作り方】

 

下矢印動画で見る作り方

 

 

下矢印写真で見る作り方

 

 
  1. 長方形パーツの横長の辺を、幅2cmのところで折り上げる。
  2. 折り上げた部分に、等間隔に三角形の切れ目を入れる。(しっかり測る必要はなし。適当でOK)
  3. 長方形をクルッと巻いて筒状にし、端っこ同士を2cmほど重ねてホチキスで留める。一旦横に置いておく。
  4. 正方形パーツの中心に、割りピンを付ける。(紙の裏側に出るやや尖った部分が気になる方は、上からテープを貼って保護しておくと安心です。)

 

 
5. ふたつのパーツを合体!グルーガン(または両面テープ)で接着する。

 

 

帽子の形になりました!ルンルン

 

 
6. 最後に、先ほど作っておいたタッセルを、糸で帽子にくくりつければ完成!キラキラ(顔の横のあたりでタッセルが揺れるように、糸の長さを調整してください。)

 

【いざ、記念写真!】

 

 
晴れの日に、ぜひこの帽子をかぶって素敵な記念写真を撮ってみてくださいね。いつの日かお子さんが大学生になって、本物のアカデミックドレスを着て写真を撮ることがあれば、この可愛い写真と立派になったお子さんの写真を並べて飾ってみてください。お子さんがどれほど成長したか、どれほど可愛らしい幼少期だったのかを、きっと感慨深く思い出す日がきますよ。ニコニコ
 
四角オレンジちなみに、黒いガウンはたまたま持っていたハリポタのコスチュームを着せています。ちょうど良いガウンがない場合は、黒いゴミ袋なんかを利用してそれらしく作ることも可能だと思います。
 
四角オレンジ卒業証書に見立てている白い筒は、白い紙を巻いて赤いリボンを結びつけただけの物です。
 
 
【アカデミックドレス豆知識】
 
 
 
実はにじいろ先生も、遠い昔に(笑)アカデミックドレスを着たことがあります。アカデミックドレスって、一見するとどれも同じに見えますが、細部に様々な意味が込められているって知ってましたか?

(↑私の母校の例。)

 

例えば帽子の形!

一番よく知られている四角い「角帽」は一般的には学士と修士がかぶるもの。
 

 

もし海外の大学の卒業式でちょっと見慣れない丸い帽子をかぶっている生徒を見かけたら、それは博士課程を終えた人!「PhDハット」と呼ばれる特別な丸い帽子をかぶることは、博士号を取った人にのみ許される栄誉。キラキラ卒業式の日に丸い帽子をかぶっている方を見ると、その長く大変だったに違いない学生生活に敬意を表して心の中で拍手を送ってしまいます。
 
そしてストール(マント?)もまた特別な意味があります。

 

 

学部によって色の違うストールを羽織るんです。うちの母校の場合は、水色は共通していますが、そこにほんのちょっとだけ入る差し色が「学部カラー」。海外の大学は、学部によってイメージカラーが決まっている学校が多く、ストールの色を見て何学部の卒業生か分かるようになっているんですね。

 
私はオレンジの線が入ったストール。「芸術学部」を示す色です。手に持っている卒業記念品のテディベアも、自分と同じ芸術学部のオレンジ色のリボンをつけています♡ 
 
すっかり長くなってしまいましたが。
そんなこんなで、人生の節目を彩ってくれる特別な帽子。ぜひ作ってみてください〜飛び出すハート
 
それではまた次回の工作でお会いしましょう。虹