日本と真逆の季節を辿る南半球。
最近急に冷え込んできて、季節はすっかり冬です。

5月のワークショップ。
ガレージを改造したいつものアトリエは、ちょっと隙間風が寒いので、冬の間は暖かいリビングでぬくぬくとワークショップを開催することにしました。


工作の部では、「液体アートのタイルコースター」作りに挑戦です。
タイルに油性ペンで色を付けた後に、エタノールを一滴ずつ垂らすと、徐々に塗料が溶け出して思いもよらない混ざり方をします。この瞬間が子供たちにとっては最も面白いようで、みんな目を丸くして興味深げに見つめていました。

乾ききる前に、息を吹きかけてエタノールを吹き流したりすると、より一層 個性的な模様ができますよ。



完全に乾いた後、仕上げ材をスプレーすれば、熱にも水にも強い芸術的なタイルコースターの出来上がりです。誰にでも簡単に出来るシンプルな手法ですが、出来上がる作品はどれもユニークで芸術的ですよ。




1つとして同じ物が出来ないオンリーワンのコースター、皆さんもぜひ一度ご家庭でお試しください。

そしてお絵かきの部では…



野菜やキッチン用品を使った「スタンプアート」に挑戦しました。テーブルの上に野菜が並ぶ様子はさながら料理教室のようでしたが…あくまでお絵かき教室です!

コーンやオクラ、使い古した歯ブラシや網。特別な材料を用意しなくても、身近な物を使って充分おもしろいスタンプアートが出来るんです。


今回は、あらかじめ用意された「シルエット」を使って描きました。それぞれのシルエットに、自分なりのストーリーを想像しながら、合った形のスタンプで好きなように描いていきます。創造性と想像力をフルに使う課題と言えますね。


傘をさす女の子のシルエット。お手本の方では雨が降っている様子を表現しましたが、4才のこちらの生徒さんは雪景色を想像して描いてくれました。素晴らしい発想です。


他にも、コーンの輪切りとオクラを使って、花束の絵を描いてみたり…


木の幹のシルエットを、きれいに紅葉させてくれた作品など、それぞれの想像力で みんなとても上手に仕上げてくれました。

※ 次回ワークショップは6月28日を予定しています。