私が助産師になって数年間

 

産後のママに

赤ちゃんにこうやって母乳を飲ませてください

口にこうやって含ませてください

と言って、ママ主導の授乳方法をお伝えしていた

 

 

赤ちゃんはまだ何もできない存在なので

授乳はママ主導でするものだと思っていた

 

 

しかし

ある動画(アメリカ、小児科医smillie氏作成のもの)を見て考え方が変わった

 

 

その動画内では

赤ちゃんの蘇生の必要がない場合

医療者が呼吸状態や全身状態などを見守る環境で

生まれてすぐに赤ちゃんをママの胸にうつ伏せに寝かせカンガルーケア(skin to skin)をする

 

 

しばらくすると

赤ちゃんは外の環境に慣れ、呼吸や体温が安定してくる

 

 

さらに

赤ちゃんがママのお腹をキックをして

おっぱいに向かいながら這い上がってくる

 

そしておっぱいに近づき

口を開けたり舌を出したりする

そして首を左右に振りながらおっぱいを探し始める

 

 

少しママがおっぱいを近づけてあげたり

赤ちゃんの身体を支えたりして

お手伝いをしてあげる

 

すると

赤ちゃん自らおっぱいを飲み始める

とっても穏やかに、上手に

 

 

 

 

その間ママは見守り赤ちゃんの身体を少し支えてあげ

たりおっぱいを少し近づけてあげるだけたった


なんと!!

 

赤ちゃんは生まれながらにこんな力があるのかと

衝撃だった

赤ちゃんは生まれながら、自らおっぱいにたどり着き

ママの少しのサポートで

おっぱいを飲む力があるのだ

(経膣分娩でも帝王切開でも同じです)

 

 

 

 

動画だけでなく

今では私がお産につかせて頂いた赤ちゃんのそんな様子を

実際に、もう何度も見させて頂いている

赤ちゃんの能力にママやパパと一緒にただただ感動する♡

 

そんな赤ちゃんを見ながらママやパパは「本能すごいですね」「動物見たい」と驚かれる方も多い

そうなんです!!

赤ちゃんって、人間って動物なんです

本能を持っているんです

 

 

 

この本能を発揮できるのは

出産後すぐのことだけでではない

カンガルーケアをしなくても

baby led latch(リクライニング授乳)という方法でもこのような動きがよくみられる

また、横抱きでもフットボール抱きでも縦抱き授乳でも赤ちゃんを観察し

ママの少しのサポートと見守りでその能力は発揮できるのだ

 

 

 

↓英語の動画しかありませんでしたが

赤ちゃんの能力を引き出してあげる授乳方法(baby led latch)が説明されています

 

 

 

 

 

この能力を知った私は

授乳はママ主導でなく

赤ちゃんの持っている能力を発揮できる様な

赤ちゃん主導の育児をサポートする様に心がけている

そうすることで

ママも赤ちゃんも自然と穏やかに飲んでくれるようになり

何よりもママも赤ちゃんもリラックスしている

 

 

 

ママが頑張らなくても

飲ませよう!飲ませなくては!と力を入れなくても

赤ちゃんに任せて授乳をする

 

もっと力を抜いて

もっと楽に

 

 

そんな方法もあること

この赤ちゃんの持っている力を沢山の方に知ってほしいな

 

 

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もちろんママが積極的に授乳することも悪い訳ではありません。

そうすることで初めて飲める赤ちゃんもいます。

それが好きな赤ちゃんもいます。

あなたの赤ちゃんに合わせてあげてください。

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