埼玉県飯能にある 「野口のタネ」 。
「固定種という言葉にこだわり続けたい」
日本で唯一の 固定種専門種苗のお店 です。
野口のタネ のことを知ったきっかけは
5年くらい前、友達がくれた、野菜の種でした。
その時に 彼がこう言っていたのです。
「今 出回っている種は 品種改良しすぎた種で 種がとれなかったり
雌化しかつかなかったりで 種がなくなっていくんではないかって説があって。
昔からある 古来種を 守ろうとしてる活動があって
野口さんっておじいちゃんが頑張ってるらしい
そのオリジナルな古来種も他の品種改良の花粉がとんでくると
また種がとれなくなったりして 本来の種が消えてしまうこともあるらしい
渡した種は 貴重な遺伝子の入ってる種らしい」
こちらの記事 → 2339 父の誕生日。
~種のこと~
種には
「固定種・在来種」と呼ばれる野菜と、
「F1種」と呼ばれる種類がある。
固定種・在来種
長い時間をかけて、繰り返し栽培された野菜の品種。
(親から子・子から孫へと代々同じ形質が受け継がれている)
種をとって植えると次もだいたい同じようなのが出てくる。
→(種を何度も買わずに済む)
菜が本来の持つ、独自の味。
形や収穫時期にバラつきがあったり、多様性があり
一斉に多くの量を収穫することができないため、家庭菜園向きと言われている。
現在、固定種・在来種のタネが手に入るところは稀少。
要するに「タネがとれるタネ」
F1種
人工的に交配させた1世代目の品種。
常に改良されており、特定の病気に強い
大きさも形も揃った野菜が短期間に一斉にとれるため効率がよく
大量生産に適した種。(スーパーや八百屋に出荷する農家向け)
ただし、2世代目以降は1世代目と同じようにはならず、
むしろ特性が弱く出るため、種取りは行われない。
→種または苗を毎回買う必要がある。
最近の技術では 種自体で造られないよう遺伝的操作がされている品種もある。
さらに、現在のF1種のタネの多くが「雄性不稔(ゆうせいふねん)」という形質を利用して作られてる。
※ミトコンドリア遺伝子が変異して男性機能を失った状態
一世代限りしか使えないタネ。(タネがとれないタネ)
タネはできるが、このタネをまいても元の親と同じような形や性質になることはなく、
不揃いだったり親とは似ても似つかない野菜となる。
それぞれに(メリット・デメリット)はある
あまり知識ないのですが
簡単にまとめるとこのような感じです。
野口さん
『タネを買った人がそれぞれの土地の庭や畑にまいて、またタネを採り、いのちを広げていってほしい。』
少し前にも
江原啓之さんの 講演会で
種苗法・種子法についてや
今後やってくる、日本の 食糧危機の話などもあったり
日本は 日本でなくなる、ようなお話もあったり
本当にそんなことってあるのかなあ?
と 思ってしまったけれども
コロナのように
何が起こるか、先の事は
全くわからない世の中
それぞれが、家庭菜園などして
食べられるものを作ってほしいというメッセージが
頭に残り、
その後また
野口のタネオンラインショップで
いくつかのタネを購入してみました。
春まき野菜のタネ・秋まき野菜のタネとあります。
オンラインショップ
伝統野菜や固定種の種の通販|野口のタネ・野口種苗研究所 (noguchiseed.com)
こちらは野口のタネの 野口さんの本です。