鴨と亀とモクレンと大量のクロワッサン | ゴミ拾いで何か変わるのか

ゴミ拾いで何か変わるのか

ゴミ拾いと日々の記録






息子の家庭教師に
お茶を出した後は
娘を連れて散歩がてらの買い物に行った。

積極的不登校で
ほとんど運動しない娘は
体重を気にして
自宅で筋トレをしたり
1日1回は外出して
なるべく体を動かすようにしている。


自宅から3kmほど離れた場所に
冬に白鳥や鴨などの
渡り鳥がやってくる沼がある。
最近ようやく
気温が15度を超えるようになり
ほとんどの渡り鳥は
北に帰る時期だと思うが
川にはまだ真鴨のつがいが
あちらこちらにいて
「この鴨たちは帰らないのだろうか」とか
「鴨は大抵つがいでいるよね」などと
娘と言いながら川岸を歩いていると

「あっ亀!」と娘が言った。

下を覗いてみると
真鴨より大きな亀が一匹
甲羅干しをしていて驚いた。





亀を十分に堪能し
さらに先に進むと
白いモクレンが満開でうれしくなった。






モクレンを横目に
ゴミ拾いの時にかぶる
つばの短い帽子を探す。

日焼けしたくなくて
つば広の帽子しか持っていなかったが
ゴミ拾いに広いつばは邪魔になる。

良さそうな帽子を見つけ
お会計の時に値札を外してもらい
さっそくそれをかぶって
本屋に向かった。




いま息子はスマホ脳を改善するため
スマホの使用は週2時間に制限している。

息子は、朝食を食べる時も
なんなら勉強する時も
スマホを手放せなかった。

読解力や丁寧な論理的思考が求められる
今の大学入学共通テストにおいて
スマホ脳の学生は点数を伸ばせない。

まさに息子はその状態にあり
早急な対処が必要だと
私は前々から思っていて
春休みを機に実行した。


私も娘も1日2食で朝食を食べないので
息子は朝食を1人で食べる。
スマホを取り上げられ
手持ちぶさたになったようで
テーブルの上にあった市報なんか読んでいる。

どうせ読むなら
社会情勢について本物の情報を扱う
週刊誌や月刊誌が良いだろうと思い
本屋に行った。

いろいろ試し読みしてみたが
街の本屋に置いてある雑誌で
本物の情報を掲載している雑誌を
見つけられなかった。

寄稿者によっては
核心をついた記事もあったが
そのほとんどが当たり障りのない内容で
結局はマスメディアと大差なかった。

がっかりして次に向かったのは
ホームセンター。
ゴミ拾い用の手袋とトングを探す。

土いじりに適した園芸用の手袋で
ピンクの薔薇がプリントされた
気分が上がる手袋と
軽くてシンプルな
ゴミ拾い用トングを見つける。

コストコの再販として
クロワッサンが売られていて
娘が欲しかったので
それも買い物カゴに入れる。

ネットで見た
クロワッサンを蒸し器で蒸すと
モチモチして美味しい、という情報を
試してみたいそうだ。

「量販店のクロワッサンなんて
ショートニングとか
体に悪い油を使っているんでしょ」と
表示を見ると

クロワッサン生地は
フランスで製造されているようで
ちゃんとバターを使っていた。

こういう食品関係は
日本はとても遅れているし
時代に逆行して改悪する有り様で
本当に悲しくなる。


私たちが帰宅すると息子は
まだ家庭教師と勉強していた。