ジュエリー教室フリーコース☆真鍮と銀の鎚目リング! | にじこや彫金工房のブログ 虹児屋道中 練馬海月~ネリマクラゲ~

にじこや彫金工房のブログ 虹児屋道中 練馬海月~ネリマクラゲ~

東京都練馬区の江古田と呼ばれる地域にある彫金工房のブログです。
毎週水・金・日更新

こんばんは
東京練馬区のジュエリースタジオ
にじこや彫金工房です

本日のブログは
ジュエリー教室フリーコースのご紹介です。




ジュエリー教室フリーコースでは、参加者のの作りたいものをもとに、ジュエリー制作に慣れ親しむためのコースです。

今回ご紹介の作品は、銀と真鍮のを使った鎚目リングです。

真鍮と銀、それぞれの材料の平たい板状の線、いわゆる平角線という素材を用意します。
そのものがない場合は角線や丸線を平たく潰して作成します。

それぞれの平角線を必要な長さより少し多めに切り、芋鎚を使って鎚目模様を施します。

鎚目模様とはその字の通り、鎚で叩いた時にできる跡そのものの模様です。
使う鎚の種類によって様々な模様が作れますが、今回は一番オーソドックスなザ・鎚目!という模様にしました。


模様を入れた材料をやすります。
この後の溶接作業のための準備です。

溶接面をぴったりくっつける必要があるので、それぞれの溶接面をまっすぐにしておきます。
このヤスリがけは厳密なまっすぐが要求されるので、結構気を使います。


ガスバーナーを使って真鍮と銀の板を溶接します。
ロー付けという方法で、半田付けの強力版です。
くっつける素材そのものを溶かしてつけるのではなく、接着剤の役割を果たす専用の合金を使ってそれぞれの素材をつなぎます。


真鍮と銀がくっついた板を、今度は丸めて反対側の端同士もロー付します。
この作業も少し慣れが必要な作業ですので、今回は私がお手伝いしました。

端同士をつなげたものをリング状に成形します。
ロー付部分をもう一度芋鎚で叩いて鎚目模様を馴染ませます。

形を整えるために、ヤスリや糸鋸を使って余分な部分を切り落としたり削ったりします。
基本的な形ができたら、指輪の内側の角を削って丸みをつけます。


リューターを使って指輪の内側の傷を取った後、ヘラという道具で強くしごきます。
リング全体の強度を上げると同時に傷をつぶし、光沢が出てきます。

最後にバフで磨いて完成!

真鍮と銀のツートンカラーが素敵な鎚目リングは出来上がりました!




ということで本日はこの辺で。

今週の営業時間は、日曜日まで通常通り13時から19時までです!

それではまた〜