BIG FINISH 2023 | 紫の吟遊詩人~月の影にて~

紫の吟遊詩人~月の影にて~

徒然なるままに今思う事を綴っていきます。

昨日は仕事納め。出勤時にMR.BIGを聴いていたのだが…思わず目に涙が溜まっていた。

俺はランク付けするのはもう止めている。
どのアルバム(新作も再発盤も)もどのライヴも俺の心を揺り動かし、感動を与えてくれた。

それに対して優劣を付ける事は出来ない。

2023年に観たライヴは、ジャンルや規模など全く関係なくどれも素晴らしかった。

炎天下の7月、物販に2時間並び掌まで汗だくになりながら観た武道館でのMR.BIG。

前から2列目などという俺みたいな人間には勿体ない席を確保させて頂き、明るく楽しく、そして感動と涙を与えてくださったconsado。

双方とも合言葉は「Family」。

consadoは音楽で、MR.BIGはメンバーの家族をステージに上げて紹介してくれた。
「ここにいる皆さんは私達の家族なのですから、私達も皆さんに家族を紹介します。」と。現メンバーだけではなく…パットのご家族まで呼んでくれていたとは…。あの瞬間一体どれだけの…武道館にいた人達、そしてTVで観ていた人達が涙を流したことだろう。武道館ライヴの記憶に永遠に残るシーンだったと確信している。因みにビリーのあの長いMCは全て台本なしのアドリブ。それだけによりハートフルな時間になった。

MR.BIGのライヴが終わった後、俺は暫く席を立てなかった。いや立ちたくなかった。

終演後、会場に流れていたのはプロコル・ハルムの「青い影」。

どこまで泣かせてくれるんだ。

汗と涙の混じったタオルで何度も顔を拭いながら心の中で呟いた。


consadoも最終盤のMCでこの1年間の葛藤を吐露して俺達ファンと苦悩や悲しみを分けてくれた。そう、「Family」だから。

俺はMR.BIGをデビューから34年間追い掛け続け「Family」の一員だったこと、そしてconsadoのお2人かいつも俺を出来の悪い(苦笑)「Family」として笑顔で迎えてくれた事に感謝している。


2023年は新たな原石との出会いもあった。Maiuさん、Nёneさん、Marikoさん。
そして…あろんさんをはじめとするMAHΩRAMAの皆さん。
曲を創るという素晴らしい才能と表現力豊かな歌声でそれぞれの夢に向かっている。Maiuさん、Nёneさん、marikoさん。

そして、群雄割拠の地下アイドルグループの1つとして生き残る為に必死に活動を続けるMAHΩRAMAの皆さん。俺はあろんさん推しなのだが、彼女のライヴ中の汗(ご本人は汗かきだから、と苦笑していたが)は決して嘘はついていないと感じている。この必死さ、一生懸命さがあれば必ず生き残る事が出来ると確信している。

素晴らしいライヴ、パフォーマンスを見せてくれて、そして場違い感半端ない俺を笑顔で迎えてくれて感謝。

7年振りにライヴを拝見させて頂いた香純さん。その歌に込められた世界観や想いをテレキャスターの心地よいリフと共に歌い上げる姿はとても頼もしかった。7年前と変わらぬ笑顔で俺を迎えてくれて感謝。

6月の定期ライヴにいつもお誘いして頂くLovetideのMayumiさん。
ソウルフルな歌声に今年も文字通り聞き惚れた。
音楽だけではなく、幅広い活動をされていてどこにそのエネルギーがあるのか、といつも驚かされる。「やりたいことをやって」いるからこそ、なのだろう。

俺の事を気に掛けてくれて感謝。

7年目にして漸くお会い出来たNATSUCAさん、そして初めてその革新的なヘヴィメタルを聴いて30数年目にしてライヴを観たPANTERA tribute/celebration。

NATSUCAさんとの初対面は緊張と感動で震えが止まらなかった。しかし、NATSUCAさんは殆どなんの手助けもしていない俺に感謝しながら、約束通り両手で俺の手を握り締めてくれた。NATSUCAさんの温もりと優しさがダイレクトに伝わってきて更に感動し、心の中で号泣していた。

ラウドパークのトリとしてPANTERAが来るとは予想していなかった。正直言うと懐疑的になっていた。
「これをPANTERAとよぶのだろうか?」と。

答えは直ぐに出た。
フィルもザックも「これはPANTERAではない。」と明言した。

それなら気持ちよく観させて頂こうと思い、雨の3月に幕張メッセへ向かった。
PANTERA以外のバンドも熱演ばかりだった。デス・メタル、スラッシュメタル、パワーメタルの重鎮としての意地と貫禄を見せ付けたCARCASS、Kreator、ストラトヴァリウス。

颯爽としたステージが素晴らしかったAMARANTHE。

そして、フローレによる圧巻のヴォーカルパフォーマンスに度肝を抜かれたNightwish。

そしてPANTERA tribute/celebration。
まさかあの名曲/神曲の数々をこうして生で聴けるとは思わなかった。

個人的な事で申し訳ないが、俺はリアルタイムでダイムの悲劇を知ってから10数年間PANTERAを聴けなくなってしまった。CDに手を出そうとするがどうしても手に取れなかった。

漸く聴けるようになったと思ったらヴィニーが俺と同じ拡張型心筋症で…旅立った。

もうPANTERAの再集結は絶対無理だ。

そう思った。

フィルもザックも同じ思いでいてくれた。
しかし、そのレガシーを眠らせたままにするのは…という思いでこのtribute/celebrationユニットが生まれた。

そうなるとギターはザック以外有り得ないし、ドラムはチャーリー以外有り得ない。

フィルのかつての叫び声とは違う、凄味/重味を増した雄叫びは迫力満点だった。ザックもチャーリーも見事に代役を務めあげた。

フィルは言った。

「参加してくれたバンド、スタッフ…いや全員だな、このコンサートに関わってくれた全ての人達へ感謝するよ。」
「もし、これ(今のツアー)が上手くいったら、またPANTERA(tribute/celebration)として来ても良いかい?」

勿論!

兄弟の為、ファンの為、偉大なるレガシーの為

この為に日本に来てくれるなら喜んで。

ステージを降りる瞬間、フィルは静かに十字を切っていた。
それがこのライヴの全てを物語っていた。
素晴らしいライヴを観せてくれて感謝。

「Heavy Metal is Forever‼️」

EXODUSのゼトロが叫んだフレーズ。
これに尽きる。9月のHELLOWEEN、そしてDEATH ANGEL、EXODUS、TESTAMENTのパッケージライヴを観て確信した。

ヘヴィメタルの素晴らしさを再確信させてくれて感謝。

6月、12月と自作の物語の朗読と自作曲を織り交ぜたライヴに招待してくださった綾音さん。
特に12月のライヴは心を激しく揺さぶられて言葉を失う素晴らしさ。
素敵な物語と素晴らしい歌声に感謝。

そして…
4月の優未さんの生誕ライブ。
体調不良の中、全身全霊を込めて振り絞った歌声。優未さんの想いが痛すぎる程伝わってきて俺の胸も痛くなり涙が出た。

数ヶ月後、手に入れたMOTÖRHEADのBad Magicのリイシュー盤におさめられた、フジロック2015…日本最期のライヴ。レミーの体調不良は音から伝わってきたが、それ以上に全身全霊、力を振り絞ってベースをかき鳴らし、歌うレミーの想いが伝わってきて涙が出た。

「何故今、ここでライヴを演るのか」

その思いを伝えてくれた優未さんとレミーに感謝。

来年は俺がHM/HRをはじめとするRockに本格的に足を踏み入れて40年。それにこれ程相応しいとしか言い様がないライヴが待っている。

IRON MAIDEN。

このバンドライヴを観たいが為に俺は人生のハンドルを力づくで回して関東に来た。


それが正しかった事を必ず証明して見せる。

素晴らしい2023年にしてくれた皆さんにあらためて感謝。

生きてて良かった。