年齢は18才で、人間なら80才は越えているおじいちゃんだ。
私がこちらにきた時はまだ子供で、よくぴょんぴょん跳ねていた。無駄に吠える事もなくとても懐いて可愛い子だった。
特に長男はチビが大好きで、可愛がっていた。
老衰だったので仕方ないのだが、亡くなった事を知らせた時は長男は凄くショックを受けて泣いていた。
火葬の日もずっと元気がなく、食事も摂れないくらい落ち込んでいた。
叔母が逆に気を使って息子に声をかけていた。
息子よ。キミの優しい気持ちはチビに充分伝わっているから大丈夫だよ。
しばらくは辛いと思うけど、チビは苦しまず眠るように天国へ行ったんだ。
18才までよく頑張って生きてくれたと思う。
チビ、今までありがとう。よく頑張ったね。
天国では、あの頃のようにぴょんぴょん跳ねているだろうか。
火葬場の方にも驚かれた。
ベットの火葬に11人も立ち会うなんて珍しいと。
それだけ愛されていたんだよ。
チビ、私達親子を癒してくれてありがとう。安らかに眠ってね。ずっと忘れないよ。