非日常の世界 古代エジプト展 | 自然と動物と共に自由にシンプルに
こんにちわ。
~虹の丘~rinoです。
ブログをご覧下さりありがとうございます。
先日、以前からちょっと気になっていた
古代エジプト展に行ってきました。
国立ベルリン・エジプト博物館の
選りすぐりの展示物が出展されているとの事。
一年前に、都内の江戸東京博物館で
開催されていて、
その後、会場が変わり、
今は1月16日まで東京富士美術館にて
開催しています。
全体的な感想としては、
思っていた以上に展示物が多く、
見ごたえがありました![ルンルン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/087.png)
その数、約130点。
展示物の写真は撮り放題
と
かなり良心的![乙女のトキメキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/473.png)
たくさん撮影しましたが、
ブログに載せれる枚数15枚までと
制限があるので、
私は動物の像をメインに
ピックアップしてみました![スター](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/672.png)
展示会の説明を引用しながら、
お粗末ではありますが、
ちょっとした私のコメントも
入れてご紹介させて頂きます。
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
古代エジプトでは、身近な自然環境の中に
神性が宿ると信じられ、
人間の力をはるかに凌ぐ能力を有する
存在は神としてみなされていたようです。
空を飛ぶことのできる鳥、
人間を死に至らすほどの
力のある獰猛なライオンやワニ、
猛毒をもつコブラやサソリは
人間に危害を加える為、
恐れを抱く存在だったようです。
そうしたことから、
神々の種類は多様性で、自然以外にも、
犬、猫、羊、牛、ヒヒなどの哺乳類や
爬虫類、両生類、鳥類、昆虫や魚類、植物など
様々な八百万の神々が存在していた。
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
最初に出迎えてくれたのは、
アヌビス神。
紀元前1550年頃。
冥界の神として、
死者の身体をミイラ化したり、
あの世への道を開く役割を担っていた。
可愛らしい猫ちゃんの姿をした
バステト女神![猫](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/161.png)
猫は古代エジプトで
初めて家畜化された動物だそうです。
ライオンの頭を持つ戦いの女神、
セクメト女神と同様に戦闘の好きの
女神として見なされていたが、
後に癒しの女神として、
人々を病気や悪霊から守護したり、
豊穣の女神として人気があったそうです
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
ライオン頭の神、マヘス。
前330年頃。
破壊神、闘い好きの女神、セクメト女神の
息子で殺戮、大虐殺の主。
怒りに満ちていて、顔が怖い![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
日本でいう、閻魔大魔王のようですね![魂](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/677.png)
星空を思わせる幻想的な空間に
浮かび上がる、エジプト神話最強の
破壊の女神。
セクメト女神像。
前1380年頃。
威厳がありますね!
人間界を伝染病で破壊させ、死に至らしめる
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
上記の大虐殺の主、マヘスの母親。
親子そろって、やはりライオン頭
![しし座](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/188.png)
前1450年頃に古代エジプトを治めていた
女王のスフィンクス像。
こちらは、上記の2神とは逆で
頭は人間、体はライオン。
人間の頭を持つライオンの姿で表現された
女王像は、自分自身を神として表現していた。
前1350年頃の古代エジプトを
治めていたアメンヘテプ王と、
礼拝するヒヒの姿をしたトト神の像。
この世界が誕生する前、
この世は天も地もなく、
混沌した暗闇の海だけが存在していた。
そこに創造神(太陽神)が出現し、
天地創造の為の神々を誕生させ、
それによって宇宙秩序が定められたそうです。
トト神は「創造神」の1柱でもあり、
動物の姿で表現されている。
ヒヒは智慧の神トトを象徴していて、
王に宇宙秩序を守る責任を与え、
その行動をサポートしていた。
その智慧の神、トト神はヒヒ以外にも、
トキの姿としても現れていた。
トキの姿をしたトト神と2匹のヒヒと
マアト女神を伴う祠堂
全長4メートルほどある
タレメチュエンバステトの「死者の書」。
長過ぎて全体を写真に収められず、
一部のみ
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
死後に必要な知識を
呪文と挿絵により示したもの。
死者が危険を逃れ、
来世でも生命が続くようにと、
神々に懇願する際に
役立つものとされていた。
冥界の神、アヌビスに正義の広間に導かれ、
死者の審判が行われる。
古代エジプト人は、
考えたり思ったりする器官は脳でなく、
心臓だと考えていたそうです。
人間の頭のついたハート・スカベラ
死者のミイラ製作の際、
心臓の代わりに置かれた。
ミイラ化する際に、取り除いた内臓を
納めた容器。
4つの容器には各臓器を守護する
意味合いがあったようです。
左からハヤブサの容器は、腸
山犬神は、胃
ヒヒは、肺
人頭は、肝臓を守護していた。
背中にミイラを載せて運ぶワニ🐊
人を襲う獰猛な存在だけでなく、
ワニはオシリス神を助ける者として
考えられていたようです。
ワニの神性さを象徴しているようですね。
4匹の子猫と横たわる母猫
前664年頃。
今と変わらない猫の母性愛
![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
遥かな時を超えても猫のゴロゴロ♪が
聞こえてきそう。
癒されます
![あしあと](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/098.png)
前1351年頃の王女の頭部。
エジプト美術の傑作した彫刻の1つだそうで
当時の理想的な顔の形だそうです。
綺麗ですね
![まじかるクラウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/472.png)
オリエンタルな美女を思わせます。
この美術展の表紙を飾るミイラのマスク。
豪華でとても美しかった。
マスクの下の方には、
アヌビスやトキが描かれています。
人型棺。外棺と内棺があり、
写真は外棺。
かなり大きく、180cmくらいは
あったように見えました。
棺の中には、死者を守護する
呪文のような文字が描かれています。
以上、15点、ご案内はここで終わりです
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/024.png)
これまで漠然と捉えていた
古代エジプトの世界が、
より身近に感じることのできた、
とても有意義な時間でした。
紀元前4500年頃、
ナイル川流域に定住し始めた
古代エジプト人。
前3000年頃、ひとりの王によって
統一王朝が成立したそう。
今は西暦2022年、紀元前4500年といえば、
キリストが誕生するよりも、
もっと遥か昔の時代。
気の遠くなるような太古の昔に
こうした文明が栄えていた頃の展示物に
囲まれながら、
薄暗い空間にライトアップされた
すっかり日常を忘れて、
意識は非日常に。
神秘的な時間を堪能することができました
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
そして、こんなにも古代エジプト人達は
動物達や自然を敬っていたのですね。
ここでは書ききれなかった
死後の審判も面白かったです。
棺に収まった死者は、
埋葬物に書かれた呪文により、
人の頭を持つ鳥の姿に変身して
冥界の入口に飛んでいくとか…
![あんぐり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/598.png)
常に人と動物が融合している世界。
それだけ古代エジプト人は
動物達の神性さを認め、崇め、
大切に関わっていたということ。
時代が変わっても、
私達は生かされているということに感謝し、
自然や動物に敬意を払うことを
忘れてはいけない、
そんなことを思わせてくれました。
たまには、こんな非日常な空間を
ゆっくり味わうのもいいですね
![笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/664.png)
長文にお付き合い下さいまして
ありがとうございました
![クローバー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/054.gif)
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