今日は、種を蒔いて、畝を作り、薪ストーブを囲みながら、一昨日亡くなられた居場所「カドベヤで過ごす火曜日」の顔、Kさんのことを偲びました。
カドベヤ代表の横山さんが、ポールマッカトニーのBlack birdがKさんを思わせる曲ということで、YouTubeを畑で流しながら、思いを馳せました。
https://youtu.be/JiL5JpUtjqY?si=GySwZG-BawAwZvVr
優しい曲に合わせるように、梅の木でヒヨドリが鳴いていました。
「Kさんが歌ってるのかも」
Kさんは畑に来てくれたこともあります。
時々文句を言ったりするけど、笑顔がチャーミングで憎めない。
一度会ったら忘れられない、愛すべきキャラの方でした。
↓ここからは少々辛辣な文章になります。ご容赦ください。
***
Kさんは生保受給者の方で、入院してから病院も、ケースワーカーも、誰も何も教えてくれなかった。
一昨日、仲間の手紙や寄せ書きを病院に届けに行った横山さんに告げられたのは「退院しました。詳しくはケースワーカーに聞いてください。」とだけ。
そして、担当ケースワーカーは、「え?病院は、僕に聞けって言ったのですか!? 立場的に何もお答えできません。ご察しください。」の一点張り。
横山さんに頼まれた仲間が、Kさんが暮らしていた寿の簡易宿泊所を訪れると、部屋から荷物の運び出しが始まっている。
受付に尋ねると、「亡くなったと病院から連絡がありました。」
『退院しました』
が意味すること…
今、どこに安置されているのか、葬儀はどこで、いつ。
いろいろ知ってるはずの人達は、誰一人として、何も教えてくれない。
ずっとKさんのことを知っていて、付き合ってきた仲間達は、何も知らされない。その権利がないらしい。
最後のお別れも言えないのか?
たいしてKさんのことを知っていない人達、人を生保受給者の『1ケース』としか捉えていない人達が、冷たい態度で何度も『個人情報ですから』を盾に阻止してくる。
まるで悪者を退治するかのような態度で。
その繰り返しを、何度も喰らう。
やるせない思いや憤りでいっぱいになるが、横山さんや仲間たちは諦めていない。
今日の参加者さんの一人が言っていました。
「『誰もが地域の中で、社会と繋がって生きていけるようにしましょう。』なんて、よく謳っているのにね。」
本当にそうです。
『福祉』とは名ばかりのことが罷り通っているように思えてなりません。
思わず、いろいろ書いてしまいましたが、今日はそんな私達を慰めるかのように、可愛いチューリップが咲き揃っていました🌷
Kさん、見に来てね。
きっと見に来て笑顔になってたよね✨🌼☺️
いつまでも忘れないよーー