弟くん(高3)無事高校卒業しました

 

思えば3年前、B公立高校(B高)を落ちて

滑り止めで受けたA私立高校(A高)に進学

 

イシンは「私立高校完全無償化」言うけど

授業料は先払いして後から一定額償還される…

当時は「不完全無償化」が実態でしたし

A高は制服・施設使用・入学金云々…

授業料以外の負担はまあまあありました$

 

ですが、それ以上に驚きだったのが

A高は授業時間数がべらぼうに多い…

平日は7時間の日もざらにあり

土曜日もきちんと「半ドン」週37時間授業!

 

姉の行った公立高校は土曜日休みの週30時間

30数年前の私(公立高校)の週33時間よりも

はるかに多い授業時間

 

彼は理系でしたが物理化学が週6時間ずつ

数学も週12時間とか

尋常でない授業時間数でした

(文系ならば世界史10単位とか)

 

さらに毎年「勉強合宿」もあり

夏休みも短めの2週間くらい

さながら進学塾・・・びっくりびっくり

3年生3学期も合格決まるまで講習あり

 

結果として入学時の偏差値では考えられない

落ちたB高をも大幅に超える進学実績

学力別クラス編成で担任は3年間同じ

進学指導ではとても熱心でお世話になりました

 

 

中学までやってたサッカーもやめて

放課後もクラブなしで補習して帰宅

コロナ騒ぎで行事も2年までは縮小気味

半分は本人の意思とは言え

無味乾燥な高校生活に見えました

 

 

私の出た高校も、お姉ちゃんの出身校も公立

ゆるく楽しく自主性尊重の校風と

個性豊かな先生はどこかで

「受験勉強より大切なことがある」

「受験じゃない勉強はもっと楽しい」

というメッセージを発していた気がします

もちろん進学指導もありましたけど…

 

 

その後も続く友達もできて

想い出いっぱい残して卒業したので

彼の「進学実績第一」のA高校には

軽く違和感を感じたりします…

(私学も違う校風の高校もあるでしょうが)

 

 

でも、進学実績も(進学実績こそ)

大きな(最大の)高校の評価でもあり

大学合格という成果があったのは

A高校や先生方のおかげだとも思います

 

 

大阪では私学無償化の宣伝効果もあって

公立高校の人気が低落し

定員割れで廃校…が加速する見通し

でも、ゆるい中で「自分から」「興味持って」

する勉強にこそ意味があると思ったりする

公立高校出身者の式守です

 

 

どちらがいいとか悪いとかではないのだけど

とにかく受験勉強はいったん終わった弟くん

これからは教科書以外の勉強したり

ランキング以外の価値を見つけたり

長くつきあえる友人をつくったり

今までできなかった生活を送ってほしい

 

「自由」の使いこなし方を学ぶ期間…

謳歌してほしいです