大相撲初場所13日目

大関霧島関が豊昇龍関相手に二枚蹴りという技を決めました


吊り上げて、相手の腰が伸びたところで足を払うという技です。


幕内では10年ぶりの決まり手とのこと


15年くらい前には時天空関が時々試みて、たまに決めていましたが、そもそもやる人が少ない技です


体格が大きくなり、ます吊り上げることが難しくなりましたし。同時に足も払うから、自らも蹴らない方の片足で支えなくてはならないし、吊るから、相手の体重まで自分の片足にかかってくる危険性もあります


でも、決まったら派手な技です


1970年の藤ノ川関が高見山関相手に決めた二枚蹴り。高見山関が回転して裏返しになるのがすごいです


時天空関ほか二枚蹴り集です

伝説の横綱栃錦関の二枚蹴りも最初に出てきます


私が持ってる昭和30年代の相撲雑誌みたら、時々決まり手で出てくるので栃錦関以外も使い手が割といたのがわかります


私が実際に相撲見出した頃は、すでにレアな決まり手でしたので、力士の体格向上とともに出なくなった技なのでしょうね



なお、霧島関に二枚蹴りで敗れた豊昇龍関

残念ながらケガで休場になってしまいましたが

最近は出さないものの内掛けをたまに出します


横綱の出場と活躍、上位の優勝争い

思いがけない休場力士が出たのは残念ですが

久しぶりに締まった場所になりましたね


おまけ


霧島関が今場所足技で倒したのは豊昇龍関だけではなく、7日目には行司の木村容堂さんも倒してしまいました


その容堂さんも14日目には結びの触れを初めて担当されてました。ハリのあるお声でよかったです