久しぶりに式守所蔵の雑誌『相撲』から

昔懐かしいナンバーを引っ張り出す企画

今回は1999年1月号
表紙は関脇土佐ノ海関(左)琴錦関(右)
98年11月場所で琴錦関が平幕優勝し
土佐ノ海関が敢闘賞でした
横綱は若乃花関(3代)と貴乃花関
現在は花田虎上氏と花田光司氏…
巡業休場で映っていないですが曙関もいました
今はみんな「親方」ではないのが
相撲協会を小粒にしている気もします
 
大関は武蔵丸関と貴ノ浪関
この年1999年に武蔵丸関は横綱に昇進
千代大海関が大関に昇進
 
若手ホープで雅山関。入門3場所目新十両で優勝
現代なら尊富士関、大の里関にあたるでしょうか?
 
もと雅山は現在は二子山親方になって
保護ねこ預かりボランティアでTVに出ています
この人はいかつい割に現役時代から
「メロンパンナちゃんファン」で有名でした照れ
 
新年号は必ずある「理事長インタビュー」
当時はもと大関豊山の時津風理事長です
聞き手は向坂松彦アナ
この2年後には残念なことに亡くなられました
 
ちなみに時津風もと理事長はご健在
もと大関としては最長老(86才)です
この後、後任もそのまた後任も続けて
親方が不祥事で辞めた時津風部屋ですが
そのたび、もと豊山さんが調停しておられます
 
こちらも新年号恒例の幕下以下有望力士を
挙げていく座談会です
安美錦がホープであがってますね
ここから1年後に十両・幕内と昇進します
 
学生相撲の記事では日大の加藤がアマ横綱
のちの小結高見盛関(現振分親方)です
 
モンゴルの若獅子、若松部屋入門の記事
この後の3月場所で初土俵を踏むのが
後年の横綱朝青龍関(左端)
というか4年後には横綱になるので
あっという間の出世でしたね~~
 
国技を支える大相撲マイスターたちのコーナー
十両格行司木村和一郎
 
今の38代木村庄之助さんではないですかおねがい
当時まだ39才ですね。

 
この号に見つけた…呼出し琴二さん
この人も当代庄之助さんと同じ1959年生
 

太鼓を叩く解説入りの動画がありました

琴二さんは呼び上げの声もよかったです

「名呼出し不在の時代」とぼやいていた

内館牧子さんも称賛していた琴二の呼び上げ

 

一身上の都合で2003年に退職されました

辞めさえしなければ今頃立呼出しとして

名調子を披露できていたと思うと残念ですショボーン

 

以来、四半世紀も経ちました


この年に結婚した式守夫妻も子どもが大学生になったように

現役力士も親方も裏方も相応に時を重ねたとわかる1999年の相撲雑誌でした