こんばんは
式守家ではテレビがほぼずっとついています。もっとも、見るのは妻かお姉ちゃんがほとんどで、私は食事時に聞き流すように音だけ聞いていたり、食後にちょっと見ることもある、稀にドラマは見るというレベルです
先日、お風呂から上がって寝室に向かう際に、いつものようにリビングでかかっていた番組
明石家さんまさんがこのようなことを言ってはるのが、たまたま耳に入りました
「悲しいとか努力とか嬉しいとか、早く日本の辞書からこの言葉を無くした方がいい」
「幸不幸を決めるからおかしくなってしまう」
「"人生"っていう一つの文字でええと思う」
ああ『さんまさん哲学』やな・・・と思った式守
もう40年も前、「MBSヤングタウン」のラジオが、私にとっての最初のさんまさんでした
30年前は同じMBSの「明石家電視台」をよく見ていました
両番組は今も継続していますが、今は聞いてないし、見てません
でも、さんまさんに昔から一貫していると思うのは
価値づけ・権威づけ・順位づけをしない
…って言いながら昔「好きな女性ランキング」はラジオでやってたけどね
…努力や幸不幸や嫉妬をいちいち考えない
「生きてるだけで丸儲け」も根っこは同じですね
大御所ぶらない・媚びない・群れない
…懐には飛び込むけど、実は媚びてはいない
この辺りは彼以降の芸人とは違います
そして
とても義理堅い
…師匠への敬愛や、売れるきっかけを与えてくれたMBS毎日放送には東京で売れてもずっと出続ける
師匠の笑福亭松之助さんは「孤高の噺家」でした
落語の世界でも傍流です、落語以外にもいろいろしてました。上方落語協会も脱会していました
「人と同じことをするな」っていうのが、師匠から初めて教えてもらったこと…とラジオで話していたさんまさん。師匠譲りなんです
中学生だった私は「人と同じことができない・したくない」と悩んでいたけど、「違っててええんや!」とこの言葉で初めて思ったのです
とは言いながら、芸人明石家さんま…
は別に好きではないけど
たまに現れる哲学者明石家さんま…
めっちゃええこと言うんです
このCMソングも、今思うとちょっと哲学的です
CMには出ないフルコーラスの歌詞のラスト
幸せってなんだっけ なんだっけ
あほとアホとの思いやり
この歌詞に優しさを感じます
今はアホとあほのいがみ合い…
だから権威がのさばり、不幸がなくならないように思う
引き続き『さんま名言』より…
俺は幸せな人を感動させたいんやなくて、泣いてる人を笑わせて 幸せにしたいんや。これが俺の笑いの哲学や
俺は笑いを順位付けるのは嫌い。自分らが面白いと思うことをやってればええねん。
落ち込みやすい体質とは感謝の足りない姿勢が原因
誰かの権威や価値におもねらない
でも手助けや恩義には「感謝」を忘れない
なんだろ?かつての芸人には感じられた風情です
ひたすら明るく軽薄な芸風だからなかなか気がつかないけど、哲学的な言葉ですね
凡人の私に到底マネは無理ですが、せめて飄々としたしなやかさは、心掛けていたいと思うところです