こんばんは。今日も仕事、週休1日が続く式守ですえーん

たまにしか書かない割にものすご~くマニアックな相撲ネタを書いてしまいます。今日はかねてからお蔵入りにしてきたお話です

まずタイトルの式守与太夫(しきもり・よだゆう)ですが、行司さんの名跡です。今は空席ですが、今の與之吉さんが12代目与太夫を襲名していました。どうやら部屋の先輩が名乗った「勘太夫」(ややこしいですが今の勘太夫さんの先々代が先輩で、與之吉さんは次代の勘太夫を希望してます)を名乗りたいからということで、与太夫を返上してしまいましたゲッソリ

さて、その前の11代与太夫は、のちに34代木村庄之助になった(庄之助在位2007~08年)伊藤さんです。

出始めの頃のネットに詳しく、20世紀のうちからサイトを立ち上げ「電脳行司」あるいは「よだっち」と言われていました。1943年生まれとは思えない逸材ですね。身の回りにこんな70代の方っていませんね

行司としては179㎝と背が高く、力士よりも高いこともよくありました

さらにさかのぼり、10代式守与太夫ですが、私の子どもの頃の行司さんです、1966~82年迄番付の書き手でもありました。

この行司さんは、なんといっても掛け声に特徴がありました。到底「はっきょいのこった」なんて言ってると思えないです



この10代与太夫さんの掛け声について、やくみつるさんがマンガにしています(1991年ごろ)

ひとこま目の木村庄之助は28代目(在位1991~93)です。平成の名行司と言われました。

ふたこま目の木村英樹は現在の式守勘太夫さんです。26~7年前は幕下格です。

最後のコマでデーモン閣下が
「与太夫なぜ逝った」と涙を流しています

そうです。10代目は83年に現役の三役行司のまま亡くなったのです。

やくみつるさんは与太夫の掛け声を

ハーケヨーイ
マーチバリ
マチバリ
ワッタッタ!

と表現しています

はたして?
そう聞こえますか?

少なくともハッキョイノコッタには聞こえないですね

さて、そんな歴代与太夫ですが、そろそろ空席を埋めるか?が気になるところです

私の予測では?


本命:木村元基さん
対抗:不在
大穴:木村秋治郎さんか銀治郎さん


與之吉さんが先代の与太夫なので、それより上位の行司さん、晃之助さん寿之助さんは襲名しにくいとみて外し、特に由緒ある名前を襲名していないとなると、まずは元基さんが浮かびます(ただし、元基さんは與之吉さんと同期なので微妙ではありますが)



あとは、浮かびませんガーン

銀治郎さんも秋治郎さんとともに一応部屋にゆかりある名前らしいですが、ただ、与太夫となると大きい名前なので襲名可能性あるかな?という予測です

秋治郎は、大阪相撲時代の三保ヶ関部屋の行司(後年の初代木村正直~木村越後=名行司として知られたらしい)が秋次郎を名乗っていたことに由来してそうですし、銀治郎も先代がおり、同じ峰崎部屋(といっても先代は大正時代)に所属していたそうです・・・

いずれにしても、与太夫空席はいかがなものか?と案じる式守です

相撲好きでも、次期伊之助は気になったとしても、次期与太夫を気にする者はなかなかいないと思います。

式守の三太夫と言われた、勘太夫・錦太夫・与太夫のうち、与太夫だけ長く空席なのはとっても残念です。

もうこの際、どさくさまぎれに三太夫に追加して「にゃん太夫」も入れてもらおうかな?口笛

マニアックな話にお付き合い頂きありがとうございました