岐阜県の河川研究所が開発した新しい増殖方法。産卵期に親魚を産卵場に放流するという。稚魚放流よりも1.5倍効率的で費用は六分の1だという。(詳細情報は未確認ですが報道のクリップとして載せます。詳報は確認後にまた。)
県が渓流魚の新たな増殖法開発

水のきれいな川にしか住まないとされるアマゴやヤマメなどの渓流の魚を従来よりも効率的に増やす技術を岐阜県の水産試験所がこのほど確立しました。
岐阜県が新たに確立したのは養殖で育てた産卵直前の親の魚を川に放流してアマゴやヤマメなどを増やす手法です。
岐阜県の水産試験所では渓流の魚が減少していることから7年がかりで研究してきました。
今回の方法は放流するだけで魚自身がふ化や成育に適した場所を選んで産卵するため、これまでの▼稚魚を放流したり、▼受精卵を川床に埋めたりする方法に比べ育つ割合が高く特別な技術や手間も不要だということです。
実際に県が去年試験を行ったところ稚魚を放流する方法に比べて成魚に育つ割合が1点5倍ほど高いうえ費用も6分の1以下ですむことが確認されたということです。
研究に当たった岐阜県水産試験所の大原健一専門研究員は「岐阜県が開発した独自の方法で岐阜の清流にふさわしい渓流魚をたくさん増やして欲しい」と話していて県では今後漁業協同組合などを通じて広く普及させることにしています。
10月16日 18時15分