観客の目の前、シャチが女性調教係死なす 米の水族館(朝日新聞) - goo ニュース

 いつも静かな所に住んでいるので大きな音には過剰に反応してしまう。そんなわけで、昨日は遅くまで起きていて、あさは、鶏とともに起きた。

 このシャチの件で、思い出したことがある。
このところ、水中の音について調べているのだが、水族館の水槽内に水中マイクロホンを入れて、あまりの騒音に驚いた。

 濾過水槽からの流入水、濾過水槽の循環モーター、そして排水口からの音、などなどだろうと思われる、すさまじいばかりの騒音、機械音で水槽内は充ち満ちている。

 この水族館がどうであったかはわからないが、周りをコンクリートで囲んだプールは地上からの音も伝播することだろう。
 配慮はされていただろうとはいえ、水槽内を完全に機械的、人工的な音から遮断することは出来なかったと思う。

 広い外洋で、自然の音を頼りに生活していたシャチにとって、機械音に満ちた空間、それは苦痛以外の何者でもないと思う。

 

 メコンに来て、水中にマイクロフォンを入れてみてボクの価値観はかなり変わった。
 水中がこんなに音に満ちていることを知らなかったのだ。


 メコンの魚たちは実に多彩に音を出す。
 その姿を確認することは難しいのだけど、賑やかな彼らの音、たぶんは食事の、を聞いていると、自分も水中に漂っているような気がする。
 ガリガリという音、これは誰かが岩の上の藻類を食べているな。
 カリカリという音、こらはなんだろう。?
 
 そんなときに、遠くから、メコンカワイルカのクリック音がして、やがてホイッスルが聞こえる。

 メコンの水中音の世界はなかなかに豊で楽しいのだ。

 今日の昼にはコーン島を出発してバンコック経由で帰国する。
明日の朝には、セントレア、夕方には荷物も届く。
 帰ったら、早速、自宅前の長良川に水中マイクロホンを入れてみようと思っている。
 どんな音が聞けるのか?と楽しみである。
 


 ☆テキスト版
観客の目の前、シャチが女性調教係死なす 米の水族館

2010年2月25日9時9分


 【ニューヨーク=山中季広】米フロリダ州オーランドの水族館で24日午後(日本時間25日午前)、シャチショーの開始直前、シャチが調教係の女性(40)を水中に引きずり込んだ。調教係は水死し、集まっていた観客は館外へ緊急避難した。

 事故が起きたのは水族館「シーワールド・オーランド」。観客が地元テレビに語ったところでは、午後2時ごろ、ステージにいた調教係にシャチが襲いかかった。腰のあたりにかみつき、振り回して水中に引き込んだという。

 調教係はショープールのわきに立ち、観客にショーの見どころやシャチの生態を説明している最中だった。予期せぬ事故に観客から悲鳴があがった。シャチは全長6.7メートルのオスで、過去に2度、飼育プールに入り込んだ客や調教係を襲って死亡させたことがあったという。

 シーワールドは、ディズニー・ワールドに近く、人気の観光地として知られる。