1.鮎など5万匹、ナゾの大量死 関市の武儀川 岐阜新聞 2009年09月28日09:05


 2.死んだ魚は20万~50万 被害額2000万 岐阜新聞 2009年09月28日13:02


☆1.テキスト版

鮎など5万匹、ナゾの大量死 関市の武儀川
 岐阜新聞 2009年09月28日09:05 

 27日午前6時40分ごろ、関市武芸川町高野の武儀川で「大量の魚が死んでいる」と、長良川中央漁業協同組合理事(67)から110番通報があった。

 県や関署によると、死んでいたのは鮎をはじめ、コイ、ウナギなど。同所の、武儀川との合流地点から約200メートル上流の八幡谷川辺りから、関市の千疋大橋辺りの武儀川まで約4キロ間で見つかり、同組合員ら約40人が出て約5万匹の死骸(しがい)を回収した。

 県によると、武儀川と八幡谷川の合流地点付近、関市の南武芸橋付近、千疋大橋付近の3カ所の水質検査では水素イオン指数(pH)、残留塩素など異常値は認められなかった。また、八幡谷川付近の工場に立ち入り検査したが、原因は確認できなかった。県は28日も引き続き周辺調査を行う。
☆2.テキスト版

死んだ魚は30万~50万匹 被害推定2000万円
 2009年09月28日13:02 岐阜新聞

 関市武芸川町高野の武儀川で27日に起きた魚の大量死を受け、長良川中央漁業協同組合は28日、美濃市曽代の同組合事務所で緊急理事会を開き、県から調査報告を受けた。

 理事会には、尾藤義昭組合長(関市長)や理事ら15人が出席。同組合は「魚が死んでいるのが見つかった武儀川約4キロ区間で、約5万匹を回収した。川底に沈んで回収できない魚も含めると、30万~50万匹が死に、推定被害総額は約2千万円になる」と報告した。

 続いて、中濃振興局中濃事務所の高井政敏環境課長が「今のところ、水質調査や周辺の立ち入り検査などでは異常が確認できず、魚の解剖検査なども視野に入れて原因を突き止めたい」などと説明した。