沖縄県が奥間ダム利水から撤退 「費用対効果がない」と(共同通信) - goo ニュース

 新しいニュースではなく14日の記事。鳩山政権の発足前のものだ。
この2日前に、ダム計画縮小の記事があった。
 国頭村長、自然保護団体ら歓迎

 沖縄、国頭村の奥間ダム建設が見直されそうだ。政権交代後、初ではないか?
こんなところにも、影響が、と思って読んだ。
 

☆テキスト版
沖縄県が奥間ダム利水から撤退 「費用対効果がない」と
共同通信2009年9月14日(月)17:56

 沖縄県企業局は14日、同県国頭村の奥間川流域で国が計画している多目的ダム「奥間ダム」(総事業費約375億円)について「費用対効果がない」として、水道水を供給する利水事業からの撤退を表明した。事業化されたダム計画から同県が撤退するのは初めて。内閣府沖縄総合事務局は治水面から事業を継続したい考えだが、利水目的で参画し事業費の約7割を負担する県企業局の撤退で、ダム中止も含め計画の大幅な見直しを迫られる。


☆テキスト版 琉球新報

村長、保護団体ら歓迎 奥間ダム縮小検討 2009年9月12日

ダム建設が予定されている奥間川中流域=2008年3月、国頭村

 奥間ダム建設計画について県企業局が撤退の考えを示唆し、内閣府も11日、県の撤退があれば見直しを検討する考えを示したのを受け、ダム反対を訴えてきた国頭村の宮城馨村長や、奥間川流域保護基金(伊波義安代表)からは歓迎する声が上がった。一方で、地元の奥間区は「まだ県や国から正式な説明はない」として慎重な構えをみせている。
 宮城村長は「ダム建設は国頭村の自然を生かした村づくりと相いれない。県が事業から撤退するのなら歓迎だ。たとえ治水のためでも絶対にダムは認められない。今後も建設中止を国に求めていく」と強調した。
 奥間川の自然保護を目的に、流域の土地を取得するなどナショナルトラスト運動を続けている同基金の伊波代表は「粘り強い活動がこのような結果につながった。やんばるの自然を守って、子や孫に残していくことが大切だ」と喜んだ。
 奥間区の金城功区長は「区としては、ダム建設のための予備調査は認めている」と説明。「区としてダムを造らせる、造らせないという判断は出していない。本調査や建設など、具体的に事業が進んだ段階で区民で話し合っていきたい」と今後の動向を冷静に見極める考えをみせた。