
その1ではJPEGの含まれているExifといファイルにGPSの位置情報を記録する事を書いた。
その時に書いていないけれど、位置情報には時間も含まれている。
GPSの時間というのは、衛星の電子時計で管理されているから殆ど誤差を考えなくてもよいというのはとても便利。
どこで、いつ写真を撮ったかが何の手間もなく記録される。
では、この写真をデータベースとする場合に、画像以外の情報をどうするのかということだ。
そこで利用するのかExifの中にある「コメント」という項目。
このコメント欄は撮影後に自由に書き込むことが出来る。
しかも、Exifという規格がもともと日本製(富士フイルム)だから、2バイト文字。つまり、漢字の使用も可能なのだ。もちろん、世界中のどんな文字でも(フォントがあれば)書き込むことが出来る。
ここに、採集したときの環境情報、水温とか水質を書き込んでも良いし、体長、体重などを書き込む事が出来る。
また、ここにURLを書き込んでおけば、そのURLをコピペしてリンクに飛んだ先にデータを貼っておくということも出来る。
つまり、このコメントに撮影されて魚の計測データ(CSV形式でエクセルデータだって可能だ)やら、標本の保存先なんかも記録することができるのだ。
なんといっても、このコメント欄、字数制限がない。(らしい)
試しに、コメントにワードから文書を張った画像を載せておくので、Exifが読めるソフトをお持ちの方は試してみて下さい。
注)一旦画像を開いて、その後ダウンロードして(マウス右クリックなど)Exifを見て下さい。

さて、その1でデータの公開はGoogle Earthで行うと書いた。
そのアップロード方法としてPanoramioを例としてあげたのだけれど、PanoramioでアップロードしたデータはExifのデータが無くなってしまうことがわかった。
代わりに使えそうなのは、(現時点ではまだ試してはいないけれど)フォト蔵という画像投稿サイトだ。
ということで、今回紹介したデータベース化に必要なソフトのリンクを以下に示すことにしましょう。
当然のようで、すごいことですが、すべて、無料。フリーソフトです。
○Exifの編集には
カシミール3D
○Exif の内容を確認するには
○データを投稿する先として「フォト蔵」がよさげ