
寒中お見舞い申し上げます。
乾期の間は、のんびりと寝そべっている。はたまた、メコンに浸かって体を冷やしている水牛たちだが、雨期の訪れととおもに、田んぼに生気を宿すために、渾身の力をふるう。
メコンの水田の土は乾期にはカチンコチンで、日本の田んぼとはずいぶんとちがっていた。
ラオスの多くの土地では、いまでは中国製の耕耘機がその役目をはたしているけれども、ラオス南方、シーパンドーンではいまなお、水牛が人と田を起こす。
日差しの緩む遅い午後。牛人一体となって堅い土壌をトロトロにしながら、その牛は大いなる循環の意を持って、運をはなった。
本年もよろしくお願いします。
ニイムラ拝