メコンから帰って、バタバタが続いている。

 まず、出発直前のドタバタで具合の悪くなったハードディスクは修復がかなり難しいことが解った。
 最悪、クリーンルームで分解するとかで、数十万円かかるらしい。これは困った。
少し冷静に考えて、もとのデータがレコーダに残っているのではと思い出して、ファイル回復のソフトを試してみた。これが結果的には大成功。必要な部分は全て残っていたのは本当に幸運だった。やれやれ。

 そこで久しぶりに岐阜に帰ってきたのだが、凄まじい暑さ。
ラオスのシーパンドーンでも天気が良くて暑い日があったけれど、岐阜の暑さはハンパではない。これも湿気のなせる技かと思う。しかし、メコン河の川の上のロッジに泊まっていたのだけれどそこよりも湿気が多いように感じるのは、すごいことだな。

 しかも、最悪なことに、エアコンの調子が悪い。
普段からあまりエアコンは使わないのだが、たまに稼働したらあんまり冷えないのだ。もう十年経つから新しいのにしようかとも思ったが、それにしても、点検して貰った方がいいだろうと、メーカーのサービスに申し込んだ。すると早くて、22日。

 頭はオーバーヒートしてしまった。

 そんな時には、頭を冷やした方がいい。そういったわけで、長良川に浸りに行った。
 今年初めての川である。降りるところを探していたら、川へと続く立派な道が出来ていた。
自転車がある。おー 「ミズガキ」がいた。



 話してみたら、地元の高校生だという。「ミズガキ」の年長というよりも、卒業生くらいかもしれない。
 しっかりヤスを持って、魚を狙っているのが頼もしい。

久しぶりに裸で(パンツ有り)で潜った。
 アユは小振りだけど、結構姿が見える。
 アユがが元気なのか、アジメドジョウが浅いところにたくさんいた。
 ブロックの間に小振りのカワヒガイがたくさんいたから育ったら獲って食べよう。

 頭も冷え、すっきりしたので帰ろうと思ったら、ミズガキどもが近寄ってきて
「おじさん、それなにや」などという。
 水中カメラだというと、なにを撮っているなどという。
 
 その辺りはラオスのミズガキとあまり変わりがないと、思った。