立体Expo'07に行った。

立体Expo'07というのを偶然に知って、最終日に出かけた。

立体Expo'07とはこんな内容です

 目的は二つあって、一つはこれ3Dシアター

 3Dの水中撮影にいくつか係わったことがあって、最近の3Dがどんなものか見ておきたいと思って愉しみに出かけた。
 ガッカリしたのは、CGの盛況である。韓国はとりわけ熱心のようなのだが、ゲームを見ているようで、実際ゲームの素材でもあるだけど、愉しめなかった。
ところで、もっと ガックリしたのが、ミュージカル仕立てのショートムービィ。なんとも陳腐な内容だし、ヒロインがまた外れているので、ジッと我慢で座っていた。

 やっと終わって、大分大学の制作した手術の実写3Dが唐突に始まった。
甲状腺切除という内容だったが、冒頭、首のアップから、メスが出てきていきなり切った。
 血管から血が吹きだして、グエーである。
画質はCGやミュージカルとは比べるべくもないのだけれど、圧倒的な存在感。

 気持ち悪かったが、咽頭の構造がよく判った。とにかく、(血で)真っ赤だから3Dでなかったら血管やら気管支やら、その前後関係がよく判らないだろうと、妙なことで感動したが、しんどい映像だった。

 でも、ホンモノの強さを実感して、嬉しくもあったのだけれど。



 最新の映像の機材を見て回ったが、面白かった。
以前から、小型のCCDカメラを使った撮影をしているのだけれど、その画像はハイビジョンではない。
 ハイビジョン対応の小型のカメラが無いかと思っていたのだけれど、産業用・計測用の小型カメラというかイメージセンサーには随分とたくさん高画素数のセンサーが出品されていた。

 ただ産業用のイメージセンサーだからレンズは別、画像の保存はパソコンが必要になる。
 フィールドで撮影に使うという用途には向いていないのだけれど、小型の高画素のカメラということで選択の範囲かもしれない。

 もっとゆっくり見たかったな。