
全国的に大雪だが、岐阜も数十年振りの大雪だ。
ボクの家と伊自良川の間くらいのところで、雪で体育館が崩れた。
伊自良川BE調査隊のまもさんのところも大変な様子!
西蔵坊だより
岐阜の日本海側 神岡はもっとスゴイらしい。盟友、徳さんは雪下ろしで腰痛だとか。
市立体育館屋根、雪の重み?で崩落…岐阜・山県市 (読売新聞) - goo ニュース
昨日今日と天気が良くなったので、路面の雪はなくなったけど、道路際に寄せた雪はほとんど解けない。始末が悪いことに、少し解けた雪が晴天の朝にかちんこちんに凍る。放射冷却というヤツである。
水道で溶かしたりもしていたが、ホースが凍り付いてだめ、そこで、融雪対策の実験を始めた。
左から、ジョーロ 2L 210円
墨液 1本 105円
ブドウ糖 カップ2杯
何をするかというと、
1.墨液で雪を黒くして、太陽エネルギーで溶かす。
2.融雪剤としてブドウ糖を利用する。
注)融雪剤として普通は塩を利用する。ただし、植物、河川水に影響があるので、塩は使いたくないので糖を使ってみた。糖も河川に入って富栄養化の原因となるが、今回はあくまでも実験として少量を使用した。また、ブドウ糖は生き物にとって利用しやすい物質なので蓄積して腐敗するなどの作用はすくない。
蛇足:
塩より糖の方が高いが、以前「切り花延命水」という切った花の日持ちをよくする薬を作ったときに、25kgも買った。500gもあればよかったのだが、実験用の試薬500gを買うより食用のブドウ糖25kgが安かった。でも、始末に困っている。
○レシピ
ブドウ糖2カップを2Lの水に溶かし墨液大さじ5杯を加える。
よくかき混ぜたら、ジョーロでまんべんなく、雪になじませる。
さて、結果は如何に!。
雪に散布した「墨付き糖液」

参考)融雪剤について
凍結防止剤の自然環境への影響について
国土技術政策総合研究所 道路環境研究室 並河 良治他
http://www.pwri.go.jp/jpn/news/20030221/2-4-1.pdf
凍結防止剤、路面排水の影響について
国土技術政策総合研究所 道路環境研究室 並河 良治他
http://www.mlit.go.jp/road/road/new5/4siryo/pdf/03-02-02.pdf
★ニューステキスト版
市立体育館屋根、雪の重み?で崩落…岐阜・山県市
2005年12月24日 (土) 11:56
24日午前7時25分ごろ、岐阜県山県市谷合の市立谷合体育館(鉄骨コンクリート平屋建て、約855平方メートル)の屋根が崩落しているのを、近くの住民が見つけた。
23日午後6時35分ごろ、「ドーン」という大きな音がしたのを住民が聞いており、このころに崩落したらしい。
岐阜県警山県署の調べによると、当時体育館は利用されておらず、けが人はなかった。連日の大雪で、周辺には1~1・3メートルの積雪があり、同署は屋根が雪の重みに耐えられなかったものとみている。
同体育館は1965年4月、現在は廃校となった旧美山町立美山北中学校の体育館として建設された。