どうしてもコクチバスの標本が欲しい。

 許可があれば、潜って網で巻いて一網打尽。電気ショッカーという手もある。しかし、そんなことも出来ないので、釣りをすることにした。

 ボクは釣りをしないくせに、竿を3本持っている。
 どうせするなら、フライフィッシングと思って、10年ほど前に買ったフライロッド。まだ、一度も水面で振ったことがないけど。

 あと、和竿が二振ある。

 5年前、岐阜市の文化何とか祭があって、展示参加したとき隣のブースが釣りの文化関連の展示だった。
その展示の中に、何本か和竿が並んでして、その中の一本がなんの竿か判らないけど、握りの部分がとてもきれいだった。
 なにしろ、長良川の川沿いに住んでいるんだ。そのうち釣りをすることもあるだろうと思った。
 釣具屋から借り出して来た見本品だという事だったが、その展示が終わったあともう商品がないからというので、その見本を売ってもらった。

 雲舟 という銘がある。5本つなぎの竹製の竿だった。でも、やはり一度も竿袋から出すこともなく、放っていた。

 こいつでコクチバスを釣ってみよう。そう思って、一番近いという釣具屋チェーンに行った。

 どうせ分からないから、セットを買おうと決めていたが、何を買ったらいいのか分からない。
 そこで、こんなセットを購入した。



 コクチバスはスズキの仲間だから、スズキ釣りのセット。
 でも、泳ぎ方はアマゴに似ているから、アマゴ釣りのセット。
 しかし、湖にいるのを狙うから、フナ釣りのセット。
 やっぱり、小型個体の採取が目的だから、アユの餌釣りのセット。
 うーん、川虫を餌にするから、川虫釣りの針を買って、そうすると、錘がいるなあ。では、釣り糸も買わなくては…。

 そして、餌はミミズとブドウ虫を買うことにした。

 続く(結果としては釣ったのだけど、その話は又後で)

 ニイムラ

**この記事の内容の前後の記事を読む場合はこのページ右上のカテゴリー欄をクリックして下さい。**