
琵琶湖の流入河川でアユの産卵が始まっている。
この写真はWPというオリンパスのデジカメで撮ったもの、降雨のため水が濁っているが、ハウジングもいらず、カメラ単体で撮れるのだから、便利になったものだ。ただし、タイムラグはかなり大きいから、瞬間までは難しいけどね。
濁りが少しあったのものの、4時を過ぎた頃から、本格的に産卵が始まり、ハイビジョンで撮影した。
パソコンのパワーを上げれば、静止画で画像を取り出せるのだけど、まだ次期デスクトップパソコンをMACにするか、64ビット版のWINにするか様子をみている。
琵琶湖に注ぐ川でアユの産卵が始まると、川がアユで沸き立つようになる。
水とアユの間に入って、横になって撮影していると、川底でボクの身体の為に流れが変わった部分、つまり流れが速くなった部分でアユの産卵が始まる。
足やら、腰やら、腹の周りではアユたちの産卵が始まる。放精の瞬間、一群となったオスたちが、メスを取り囲んで身体を震わせる。
小さな身体に見合わず、力強い大きな震動がドライスーツ越しのボクの身体に広がる。
産卵を繰り返し、やがて、アユたちは死ぬことになるのだが、アユの群れの中で、最後であり、始まりの時でもあるバイブレーションを体感していた。
ニイムラ