江ノ島の海に、ビーチハウス事情を見学に行った。

 湘南海岸をベースに、コミカルでエコロジカルな活動をしているかわうみの連中と一緒だ。
 最近知り合った、岐阜の若い連中に、以前は長良川に『川の家』があって、カキ氷売りや浮き輪貸しをしていると話した。
 彼らはいたく興味をもち、何とか、再興できないものかと尋ねて来た。そのとき聞いたのだが、今、海の家が熱いのだと言う。

 そこで、本場。湘南。コアな江ノ島あたりの最新事情を視察と言うことにした。
お盆も過ぎ、平日の夜ということで、ほとんどの店は終わっていた。
 写真は、江ノ島への橋近くの、海の家というか、バーである。
 これはこれ、悪くはないが、長良川河畔では、ちと浮いてしまうだろう。

 そこで、ボクの好きなビーチの話をした。

奄美大島の嘉徳浜である。
島の南西部、南に面した浜で、右手から嘉徳川という小さなか川が流れ込んでいる。離岸堤も、防波堤も無い浜には、アダンの群落が広がっている。
奄美の声として知られる元ちとせの生まれたところ、というと、少し知られているかもしれない。

 この浜は、小さな川が長い年月かけ作ったものだが、その川にはリュウキュウアユが棲んでいる。
 今は清んだ流れの川ではあるのだけれど、一時は林道工事の影響でひどく濁った。その頃流れ込んだ土砂のため、リュウキュウアユの産卵場所が埋まってしまって、産卵出来ないことがある。
 そこで、ここ3年ほど、冬になるとアユの産卵場をつくりに嘉徳川に通っている。今年の12月にも行くのだが、その前に様子を見に行きたかった。

 かわうみに誕生日を聞いた。バースディー割引で行こうと企んだのだ。10月初めのメンバーがいた。たちまち、日程と参加者が決まったのだが、いかんせん、割引の枠が無かった。

 ごめんな かわうみ、盛り上げ、盛り下げて。
かわうみ ビーチクリーンアップ

 ニイムラ