佃煮で分類してはいけません。<(_ _)>

以下の文書でハクレンとしているのは誤りで、ボラでした。

漁師さん宅の食卓で、出された魚。

 目の下の部分が広く、尾びれ部分のくびれが大きいことから、てっきりハクレンと思いました。
以前、サツキマスの網にアオウオが掛かって、草魚の仲間は長良川にいると思っていたので、ハクレンが見つかってたとしてもあまり違和感は感じませんでした。

 写真の佃煮に第二背びれがあるのではという、友人からの指摘で、もらっていた佃煮をよく洗ってみたら、
アリャー
背びれが立派にありました。ごめんなさい。頭も平たくなったのを整えてみたら、やや、ボラの仔でした。
そこで、以下の文は訂正します。
 ホントは消去したいのですが、反省をこめて、載せておきます。おろか加減をご笑覧ください。

○以下補足します
 長良川河口堰が出来る前はボラが大量にドンドロに入った事と思います。しかし、ボラの産卵は海域であることから、最近は大型のものしか遡上してきていません。このボラをとった漁師さんは最近ドンドロをはじめたので、以前の長良川のことを知らなくて、面白がってこの魚を持ってきたのでした。

 ここで、新たな、疑問が生じました。
 ボラの仔は上ってくるのに、あゆの稚魚は上ってこないのは、なぜか?ということです。
 ボラのサイズは3cm程度、遡上する稚アユは5~8cmですから、アユより小さい。そんなサイズがのぼるのだから、遡上には問題は無いのではないか。
 とすると、やはり、昨年の秋、仔アユの降下に問題があった。という可能性がまた、深まりました。

以下、誤りの文章<(_ _)>

サツキマスは昨晩、2尾とれた。でも、漁師さん宅にマスはいなかった。
先頃出来た、淡水魚水族館にいくことになったという。

ところで、
と、昨日友人の漁師さんが、ドンドロ(登り落とし漁)で取ったという魚の煮付けをみせてもらった。「なんじゃろ、あの、中国のさかなじゃと思うが」

 まさに、ハクレンである。あー恥ずかしい(^^;)
大陸から移入された草魚の仲間で、皇居のお堀などで水草から水際の草まで食い尽くして、駆除されることになったことのある魚だ。
 多量に獲れたので、もらったという。サイズからして昨年の生まれのようだ。しかし、こんな魚が再生産していようとは、

 ハクレンは産卵のシーズンにジャンプすることで知られている。
ハクレンのジャンプ

 受精卵は川を流れながら発生が進み、ふ化するのだが、大陸の大河ならいざ知らず、日本では利根川での産卵が確認されているくらいだ。それが長良川とは。

 昨年生まれのハクレンが獲れたということは、長良川の下流の流れが、ゆっくりとなって、なかなか海にまで達しないということの証明でもある。

 漁師さんは以前にはハクレンを見たことはなかったという。
昨年の梅雨期に川の流速が遅かった。もしかしたら、年間を通じて、長良川の流速が遅くなっているのでは。そんな疑問がわいてきた。

 ニイムラ